うろんころんの雑記帳

うとうと

何にもなかった(と思う)日
目まぐるしく移り変わった日
嬉しいこと悲しいこと腹が立つこと心震わせること
その日、その時、その瞬間
心に刻んでおきたい風景を書き留めています

心が温まる小説

小説/詩

O・ヘンリ短編集にはきっとあると思うけど・・
具体的に「これは心が温まるよ」とは言えないんだなぁ~
「賢者の贈り物」? 「最後の一葉」? 「警官と賛美歌」?・・
どれもできすぎてる物語というか・・・でも、一度は読んでおいて損はないとは思うよ。

小説じゃないけど・・
絵本で宮西達也のティラノサウルスシリーズなんていかがかしら?
「おとうさんはウルトラマン」という育児書を書くだけあって
友だちのこと、お母さんの愛情など大切にしてほしいと願う気持ちがあらわれてるわね。
児童書だからユーモアも交えて、これくらい分かり易い方がいいでしょ。

たぶん<心が温まる小説>にピッタリなのは
「虹の岬の喫茶店」 森沢明夫著
実はまだ第一章しか読んでいないの・・だから、たぶん^^;
NHKラジオ第一で日曜に放送している名作座を部分的に聞いて
原作を読んでみたくなって図書館で借りてきたばかり。

美味しいコーヒーと音楽を売りにしている、岬にある喫茶店を舞台に
6つの物語が紡がれる
  第一章 <春> アメイジング・グレイス
  第二章 <夏> ガールズ・オン・サ・ビーチ
  第三章 <秋> ザ・プレイヤー
  第四章 <冬> ラヴ・ミー・テンダー
  第五章 <春> サンキュー・フォー・ザ・ミュージック
  第六章 <夏> 岬の風と波の音

第一章は、奥さんを急な病で亡くしたばかりの40代男性が
4歳の娘と虹探しの冒険にでかけて、立ち寄った喫茶店で
虹(実際は虹の絵)を捕まえたお話。

葬儀が終わって悲しみと寂寞を覚える男性が
朝食に作ったフレンチトーストを焦がしてしまったり、
娘が洗顔や歯磨きの手順が母親とはちがうとあきれたりするところは
映画「クレイマーvsクレイマー」を彷彿とさせる。
(余談ですが、著者は映画高倉健主演の「あなたへ」を書いた人だとか)
父と娘が亡き妻・母の面影を思い、お互いを気遣う「心温まる」お話です。

他の5章もこの喫茶店に立ち寄った人たち(強盗目的で入り込んだ者もいる)と
女性店主との虹の絵に関わる心温まるお話・・・のはず。
さて、第二章を読もうかな。



  • pisa

    pisa

    2013/01/24 19:09:35

    温まり系はあんまり読まないのですが^^
    これを機会に挑戦してみようかな~

  • ねこっと

    ねこっと

    2013/01/24 01:09:35

    O・ヘンリは、中学とか高校の頃はわりと好きでしたね。もっとも、もうちょっとブラックなサキの方が好きでしたが。

    森沢明夫さんは存じませんでしたが、もともと喫茶店という存在、コーヒーという存在が好きなので、喫茶店が舞台と聞くと、触手が動きだします。甘すぎるお話だと、あまり好きではありませんが。

    クレイマークレイマー見た後、ぼくも何度かフレンチトースト作りましたねーw