クリフォード・ブラウン
こういちさんからのコメントをいただき、もう少しだけ聞き込んでみました。
クリフォード・ブラウンのトランペットのテクニックのすごさは、以前から感じていました。
もちろん、その後に現れるブッカー・リトルにそのまま受け継がれますが、なかなか彼ほどのテクニシャンは存在していないですね。
ずっと後のウィントン・マルサリスでしょうか、でも、完璧な演奏だけに、聞く方としては、特にジャズという少し陰のある方がいいようなジャンルでは少々物足りないところも確かにあります。でも、若干24才の彼にそのような人生の陰、みたいなクサラよりもはつらつとした演奏はそれはそれですばらしいですね。ブッカー・リトルのアルバムでも若干そのような感じで、完璧な演奏ゆえに、物足りない何かがありました。もちろん、ウィントン・マルサリスのアルバムでは、つまらないという感じでもありますね。
ところが、最近になって初めて気づいたことなのですが、彼の活躍した1953年から1956年のアルバムで、特に1956年のロリンズとのアルバムの演奏が実に力強く、それまでの演奏スタイルからさらに力強い演奏に変化しいてることに気がつきました。
もし、彼が交通事故という25才の生涯をさらにながらえていたら、もっと新しい演奏スタイルを見せてくれたような気がします。たぶん、ブッカー・リトルのようなパワフルでしかも強烈なアタックと表現力をもった演奏をしてくれたかもしれませんね。
1955年の名演奏、自由奔放に吹いていますね。
http://www.youtube.com/watch?v=Mp1AVxKBsEc
1956年の演奏ですが、ユーチューブでは本当にすごい演奏が見つからなかったですが、
http://www.youtube.com/watch?v=etmvtEEamoA
゚+。黄珠。+゚
2013/02/02 15:10:37
stp--^^
rihito
2013/02/01 23:58:17
こういちさん、コメントありがとうございます。
クリフォード・ブラウンの最初のメンバーのアート・ブレーキーとのほぼ最後のレコーディングかもしれないですね。こののちに、自らのリーダーというか、マックス・ローチとの歴史的なコンボを結成しますね。
おすすめいただいたアルバムは、若干23才、22才かな若きブラウンのはつらつとしたバラードが聴かれますね。
お察しの通り、かれの演奏にはミスが全く無いことですね。すべての音が、透き通るような感べきなトーンでつづられていること。まぁ、金管楽器ではこのような演奏は不可能に近いです。しかも、アドリブですから。
ちなみに、ぼくがローチとのコンボを大好きなのは、ローチの演奏が実に楽しそうに聞こえるからです。ブラウニーを無くしてからの彼の演奏は、ものすごく変わってしまいました。このころの演奏が一番いいです。もちろん、ロリンズとのコンボは最高です。ご存じとおもいますが、彼の演奏スタイルのルーツはファツ・ナバロですよね。
そうそう、日本のフリージャズトランペッターの近藤等則さんが、クリフォード・ブラウンのコピーが最高のジャズの教本だってかつて雑誌に書かれていました。マイルスでは無かったです。もっとも、日野てるまささんは、マイルスかな。
こういち
2013/02/01 22:01:55
rihitoさん
お褒めの言葉をいただいて恐縮です、、、、^^;;;
自分は、全く楽器の演奏が出来ないですし、音楽を聴いたときに
直感で、これは凄いとか、気持ちいいとか感じながら楽しんでいます。
もうかれこれ、30年以上になります。
特にトランペットと言う楽器は、あまり良し悪しがわかりません。
もちろん音楽用語、演奏スタイルなんかもまったくと言っていいほど判りませんが
クリフォードのトランペットは、そんなど素人の私にさえ「この人は凄い!!!」って
思わせる力量を持っていました。
自分の中で、クリフォードのベスト演奏は、アートブレーキー&ジャズメッセンジャーズの中の
ONCE IN A WHILEと言う曲です。
http://www.youtube.com/watch?v=UC9hQnnQ7Gw
今改めて聴いても、背筋がゾクゾクします♪
なんて言ったらいいんでしょう?途中に結構複雑なアドリブが入ってますよね?
そのあたりの演奏を、いとも簡単に吹いているところと、一番最後のパラパラパラ~って
かっこいいサビの入るところなんか、相当なテクニックが要るんじゃないかなあ?って
私のようなドド素人でも感じてしまうんですがrihitoさんの見解はいかがでしょうか?