☆三国志
前回の続きです。
その後も曹操は苦戦を強いられ、やっとの思いで江陵方面に逃げ込みますが、孔明は行く手を全て読みきっていていました。烏林では趙雲、南夷陵では張飛の伏兵に襲われますが、何とか華容まで逃げ延びました。ところが、ここで最大の強敵が立ちはだかります。えり抜きの精鋭をそろえた関羽でした。
さすがの曹操ももはやここまでと観念したといいますが、このとき程イクの思わぬ進言がありました。
「関羽は義理堅い男です。曹操から受けた恩義を忘れていないでしょうから、そのことを利用してこの場を逃れましょう」
曹操はこれを受け入れ、立ちはだかる関羽に語り掛けました。
「戦に破れ、命からがらここまで逃げ延びてきた。関羽よ、昔のことを思い出して、ここは見逃してはもらえないか?」
やはり、関羽は悩んだ末に曹操を見逃すことにしました。
関羽はとんでもないことを仕出かしたわけですから、処罰を覚悟で本陣に戻りました。ところが、孔明に厳しく言われただけで、特に罰せられることはありませんでした。というのも、これも孔明の作戦に他ならなかったからです。つまり、関羽は曹操に借りがあったわけで、それがいつまでも負担になっていました。そこで、孔明は先々困ることがないように借りを返すことをねらったわけでした。
ORI
2013/02/09 20:09:49
ほうほう、面白いです。
中哲が母の専門でしたが、元気なウチに
しっかりハナシを聞いておこう、と思いました。
楽しみにしています。ありがとうございます。
gokui
2013/02/09 13:57:50
物語としては面白いのですけど、出来すぎた話ですよね。史実では孔明は何を考えていたんでしょうね。
羅依
2013/02/09 12:26:28
いつも訪問ありがとうございますw
いろんな国の言葉で今晩は。。。
日本人ですよね?
しらべ
2013/02/09 12:14:10
こんにちは 訪問ありがとうございました
できれば伝言板にコメしていただけるとありがたいです