セカンド

聖者へ

小説/詩

一人の巡礼者として
老人はいばらの道を歩く

薄暮の道を
遠くにかすむ街の灯りをたよりに

一歩一歩踏みしめる足元に
汗と血がしたたり落ちる

歩め

天使の掲げる灯火は
彼の足元を照らし

福音を知らせるラッパが
迫りくる暗闇に鳴り響く

歩め

愛の杖をいばらに突き刺しながら
平和への祈りを口ずさみながら

泣け
人は彼のために

泣け
人よ彼のために


ローマ法王ベネディクト16世が退位されました
ニュースを見ていたらポッと浮かびました

数週間前チャペルから流れていた
パイプオルガンの音も思い出しました

小さな灯火
それは心には大きな光と感じるような気がします

野球を見ながら書いてます
いいぞ日本!

  • セカンド

    セカンド

    2013/03/06 00:58:35

    いちい様

    信念をもって、それを実行していく
    そんな方に見えました

    ちゃらんぽらんな私は
    真似をしようと思うのですが

    ん~
    難しい

  • いちい

    いちい

    2013/03/05 20:31:24

    彼の進む道は何事にも惑わされる信念の灯火に照らされ、
    人々を希望の未来に導いてくれそうですね。
    力強い詩です。
    お衣装もステキです。^^

  • セカンド

    セカンド

    2013/03/04 09:20:14

    mako様

    ありがとうございます
    さっそく着てみました

    パワーが出てきましたね!

    この老人も人のために
    最後の力を振り絞ることでしょう!

  • mako♪

    mako♪

    2013/03/03 23:10:52

    情景が目に浮かびます

    白髪の老人が

    天使の持つ灯りで

    一歩一歩進んでいく

    道を遮る茨にも

    杖一本で立ち向かう

    そして着く先は光の満ち溢れる

    天使の住む街