え～、何が楽しかったのかと言うと。
面白い経験をしたからです。
全員社会人で大人です。

其の大人の中にメガネをかけた神経質そうな男が居ました。

彼は大学の建築科に通っていましたが

何と大学を途中で止めて家に居ました。

パソコンだけは異常に得意そうなその中で一番若い人でした。

で、そいつが途中から私が質問する度にフリムたり、

チッと言う相槌を打つようになりました。

そして聞えよがしに昼休みに

次に若いトレースの会社に努めていたけど

仕事が来なくなって、若い二人がリストラされた女の子と言っても

25歳は過ぎて居る二人共独身の人に声をかけて

「このままだとどう考えても最後まで行かないと思う。」と言って居ました。

そして「あいつが授業の邪魔をしている」様な事を私の方を見ながら

言って居ました。

言われた二人は困った様に俯いて何も言わないで居ました。

で、休み時間後に教室に返って来ると

パソコンが付きません。

先生を呼んで見て貰いました。

その間、授業は休み。

すると彼が「そのパソコンが壊れて居るので彼女に休んで貰って
授業を続けましょう」と言いました。

女の子たちは俯いています。

私は「別の場所から壊れていないパソコンを持ってきて貰って
設置をし直して下さい。
其れから授業をはじめるのが筋です」と主張をしました。

先生は授業を中断して別のパソコンを用意するので
10分間の休憩を取ると言いました。

事務に教室から電話をかけて
予備のパソコンのある場所の鍵を開けて貰う算段をしている時に

やおら、彼が立ち上がって私のパソコンの所に来て
隠れて居て見えなかったコンセントを私の分だけ別のにつながって居たのを
付け替えました。

そしてパソコンが治ったと言いました。
だから急いで授業を続けて欲しいと言ったのです。

で、いつもの様に私の質問が逐一始まりました。

で、帰る時に彼の傍を通ろうとした時に

「これで懲りたら授業に来るなよ。迷惑なんだよ。」と

聞えよがしに言いました。

いや～、思わず手が出ちゃって・・・。www

軽く彼の首根っこを捕まえて軽く顔の汚れをぐーで拭ってあげたのよ。(*´∀｀*)

私、親切だから。(*^▽^*)V

で、お前が来るな！とか、色々と・・・・。

周りは遠目に悲鳴をあげたり色々と。
感心したのは彼は必死でパソコンをかばって居たの。

どうしたのかしら、顔の汚れが拭えば拭うほど鼻血が広がって・・・。

いや～、普通はマジで受け取らないでしょう。

相手は30過ぎのおばさんですよ。

で、次の日彼休んじゃった。

で、二人の女の子が先生に事の真相を言って・・・。

先生と話して、何と近くだった小さい設計会社の導入を考えて居る
会社のおじさんが彼に付き添って来る様に・・・。

でも、彼はポケットにナイフを忍ばせて居たんだって。

で、途中で流石にこのままでは最後のページまで終わらないのでないかと
不安になった若い女の子が先生に質問して、

私の質問は授業が終わってから一機に聞くので
授業中質問禁止に。

其れから宇宙工学のアインシュタインの相対性理論より
難かしい授業になって、
私は解らない言葉をノートに書くので精一杯。

何だか解らない内に最終授業になって

その日の夕方に一気に説明が・・・。
ふ～ん、そうなんだ。
筋交いって・・・そう言う仕組みなんだ・・・。
家の構造って面白いね、と楽しい授業が2時間位。


で、面談の日が3日に分けられて日程表が配られて

私の前が彼で何枚かの紙を貰ってロビーに・・・。

で、例の私に紹介出来る所は無いと言われて

渋々ロビー行くと彼が数枚の中から自分に合うの
ソファーに座って吟味していたわけ。

で、貴方が最後で会社が全員に紹介してないんじゃないんだ。
貴方は３件も紹介して貰ったんだと彼に言って
事の顛末を彼にこう事務所のおばさんに言われたと行った。

何と事務所長で此処の責任者の次に偉い人だったらしい。

私は事務のおばちゃんと言って居たけど。

彼は血相を変えて「僕の責任だ。僕が貴方を同様させたから
こうなったんだ」と言って、事務所に変え合いに行くと言う。

それより、自分が受けない所の一枚を君に譲ると言う。

それで僕を一生恨まないで欲しいと言う。

本当に二十過ぎた男かと驚いたねぇ。

そんな事で同様する正確ならまともな図面ができると思うんだけど。

で、しばらく次の何か良い教室は無いかと
改めてこのセンターでは今何をやっているのかを
物色していたら、

彼と彼の傍についていた小建築会社の叔父さんが居て
彼がどうしても謝りたいと言う。

其れから彼がポケットにナイフを入れて来ていた事。
トイレも一緒に付いて行っていた事。

彼は大学を途中で止めて引きこもりになっていて
やっと人生をやり直そうと家族の話だと出てきた所で
家族も喜んでいた矢先だったそうな。

子供時代から虐めに合って居て、
（いや、ああいう陰湿な事をやると普通はどこでも
唯じゃすまいだろうと想像はついた。）

あれは喧嘩の売り言葉に買い言葉で普通はまともに受けないよ。
大人は受け流すんだと教えて。

おばさんと二十すぎの青年じゃないか。
普通はどっちが強いんだよと言って。

凄い力だったそうだ・・・。
いや、彼はパソコンをかばって無抵抗だった。

パソコンが机から落ちて壊れる事を恐れたんだ。
此処のパソコンの高価さを知っていたらしい。

私は当時のパソコンの値打ちは解りません。(*^_^*)

「いや、貴方が抵抗したらそこいらへんにあるパソコンを担ぎ上げて
投げつける所だった」に二人は頭を抱えて、弁償になったら大変な事に・・と
パソコンの値段を聞いて思わず、「君は良い青年だよ。冷静でよく耐えた。」と
褒め称えて置きました。(・∀・)

でも、貴方の責任じゃないからとその面談の時に返して貰った
面接に行くときに提出するように言われたそれまで出した作品を見せました。

多分どこに言っても採用されないと判断されたのでは無いかと思うと言うと
そのいくつかの図面を見て一同納得。

私も二人の図面を見て納得。

なんで授業を受けたんだと言うので
「パートじゃなく、本採用で色々な保証が欲しいから」と言うと
ハローワークの人が解らない所は全部聞いて頑張りなさいと励まして
先生もそう言ったので今の倍の時間で丁寧に教えて貰いたかったと。

するとおじさんは最初に建築士の職業訓練に通ってから
此処に来直したほうが良いと。

此処はステップUPの為に作られた施設だそうで、
目的が違うそうです。

専門の人達がワンランク上の最新の技術を学ぶ目的で作られた施設で
日本が小さな企業の基本の技術を持った他人達が
最新の機械を取り入れて会社のレベル上げる為に
通う所で日本の未来を考えて作られた施設と
その過程といきさつを教えてくれました。

これが町工場でも、躍進出来る元になって行ったのです。
導入を決めるかどうか、使いこなせるかどうか。

或いは此処での経験ですでに導入された大きな企業の就職が
出来る足がかりになったのです。

私はその前の段階で仕分けされちゃったけど・・・。(;_;)

だけどそのシステムは知っているだけで私の身内や知人たちは
職業訓練校も含めて色々な資格を取ったりして活用した。

企業から研修に通ったりして、もうずーっと本採用で就職しているから、
あれは日本の役に経っているのは現実に知っている。

いちいち人を割いてあれだけの事を新人に教えるより
其処に通わせた方が良いもの。


それにしても、あの引きこもりの青年はちゃんと仕事を続けているだろうか？