うみきょんの どこにもあってここにいない

うみきょん

日々のはざまについて、
地上でみた夢の記憶、
地中で見られた眠りのすきま、
絵画や小説、想像世界、花たちなどについて
静かに渡りを記述しています。

ねがわくば花のしたにて…

レジャー/旅行

今日は晴れた。
晴れるとなんだかやはりこころがあかるくなる。
春はとくに。
春らしさがもっともっとかんじられるから。
このあたたかいひざしをまっていたのだとおもう。
桜がだいぶちっている。
頭上は葉桜ではあるけれど、まだ桜。
真ん中は散っている花びら。
そして足元には降り積もったような桜の花びらのじゅうたん。
桜の雪。
桜にかこまれて、ふわっともちあがりそうになった。
ぜったいてきな桜色。
こういうときに、しんでもいい…。

と思ったのだが、今かいていて気付いた。
それではまるで、西行法師ではないか。

 ねがはくは花のしたにて春死なんそのきさらぎの望月の頃

お寺のおおきな桜の木もまたみにいった。
だいぶちっている。
今年もありがとう。