☆戦国大名の末路
戦国時代の敗者には過酷な運命が待っていました。これは戦国時代のみではなかったのでしょうが、この時代の大名たちの末路は特に凄まじい感じがします。しかし、大まかに分けると三つの型があるようです。
①完全破滅型
滅びの美学とでも言えばいいのでしょうか、本人は殺害されるか自害し、家臣から領土に至るまで失くしてしまうものです。食うか食われるかの時代ですから徹底して息の根を止めておかないと復讐があったからでしょうか。
豊臣家がその際たるものと思いますが、その他に武田家など多くの大名家がこの末路を辿っています。
②生き残り型
本人は生き残っても、家や領土は失くしてしまい、落ちぶれるものです。
今川氏真がこの型です。しかし、氏真は落ちぶれたというより、元々が真の武人ではなく蹴鞠の技術により重宝がられたという逸話もあります。その他には宇喜多秀家など島流しになった者も多くいます。
③敗者復活型
領地を削られたり、僻地へ飛ばされたりとその他形は様々でもしっかりと生き残り着々と復活する者です。これには多くの外様大名が該当します。毛利輝元や島津義久など時間はかかりましたが、幕末の頃には大変な実力になりましたよね。その他には真田昌幸のように世渡り上手もこの型に入るのでしょう。
ところでイラクとアメリカはどの型になるのでしょうね?