うみきょんの どこにもあってここにいない

うみきょん

日々のはざまについて、
地上でみた夢の記憶、
地中で見られた眠りのすきま、
絵画や小説、想像世界、花たちなどについて
静かに渡りを記述しています。

春の雑感

レジャー/旅行

春はやさしいにおいがする。
たとえば、芝桜、チューリップだとおもう。
つちとまざりあった、ひざしをあびた、あたたかなにおい。
ローズマリーの葉はさわると
つよい芳香がゆびにつくけれど、
今日はとおっただけで
あたりに芳香がただよっていた。
かれらにも旬があるのだ。

ヒメオドリコソウがゆらゆら、にょきにょきさいている。
それをみていて。
いきているな…
外来植物…
なぜ花たちは…
ことばになりそうで、けれどもシャボン玉のように
きえてゆく(つまりおおむねきれい)
おもいがあった。


藤ももうさきだした。
ひめしゃが、つつじも。
ひとの家の庭なのだろう。ヒメシャガが群生しているのをみつけた。
周りは木々、奥には竹林。
仕事の途中だったけれど、おもわず足をとめて
奥まで見入ってしまった。
深い森の入口をのぞいたようだった。


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