昨夜　金管のクラブから帰ってきた娘は　泣き腫らした目からまだ涙がこぼれている

口をそろえて決めたわけではないけれど　この１年は双子でアルトサックスだった

高学年になっていくにつれサックスパートは　アルトサックスからテナーサックス

そして

バリトンサックスかバスクラリネット　へと

誰かが　少しずつ　大きい楽器になっていくのが　毎年のことのよう・・・

ふたりとも　アルトサックスが　気に入っているのだけれど　

今回は　どちらかが　テナーサックスに・・・

昨日　オーディションの結果　テナーサックスになったことが　あまりに悲しくて　

ずっと泣いていたそう・・・

双子で　同じ　楽器は　そんな時　さらに　つらいのかもしれないね・・・

もともと最初から　希望の楽器につけたわけでは　なかったけれど

今回は　とても　がんばって　練習していただけに　涙が出るのは　仕方ないね

そんな時　６年生が　「私たちもそう・・・・」と　同じ思いを　話して　なぐさめてくれたそう

あまりに　悲しくて　その時は　なかなか　耳に入らなかったようだけれど、

家に帰ってきてから　

話をするうちに　テナーからバリトンへ変わってくれた６年生の話を思い出して　

だんだん　元気になってきた

悲しい体験だけれど　　彼女は　１つ　強くなったし　人の悲しみが少しわかるようになった

希望通りの楽器になれるのは　ほんの　少しの人だけ

けれども　みんな　それを　乗り越えて　１つの曲を演奏する

新しい楽器との出会いは　きっと　そういう縁があったと・・・・・

もうすぐ　かわいい新入生が入ってくる　

希望の楽器につけなかった子の気持ちがわかる先輩となってくれたら　嬉しいな

２人は　どんな　音になるのか　また　楽しみにして　応援しよう♪