ガン治療の最前線：３項。

①　京都大学の原子炉実験場で、がん治療が行われていた。
　　（大学が　小さな原子炉をもっていた）（ﾟ∀ﾟ*）

　　　原子炉から放射線の中性子線を引っ張って、がん細胞に照射するのだが・・・
　　　まず　点滴でホウ素化合物を体内に入れる。


　　　ホウ素は　がん細胞に好んで吸収されるので、そこに中性子線を当てると、
　　　ホウ素と核反応を起こして　がん細胞だけを死滅させるらしい。
　　　効果は　９割以上。
　　　ただ　国の補助を受けているので、どんな患者にも受けさせるわけにはいかず
　　　実験としての症例は限られてしまう。


　　　これを開発した　小野公二教授は、幅広いガン患者に受けられるようにと、
　　　原子炉が無くても　中性子を作り出せる機械　サイクロトロン（加速器）を作った。

　　そして　今年福島に　６８億円をかけて、この機械を置いた施設を建設している。


②　サーバーナイフという　アメリカのアキュレイ社が開発したエックス線照射ロボット。

　　呼吸で動いてしまう位置にある　ガン細胞を、
　　ミサイルの追尾機能の要領を使って　逃さず照射する。


③　世界に誇る　日本のヘルペスウィルスの一種： その名は　ＨＦ１０！！
　　
　　
　　日本で中高年の８割が感染している　ありふれたウィルスなのだが、
　　ガン細胞に直接注射すると、ガン細胞を殺してくれるのだ。
　　タカラバイオ（宝酒造から独立）が製造しているが、　
　　もうアメリカで　実際に使われている。



医学の最前線は　どんどん進んでいるんだなぁ。。。。