マリア

雪と星と天使と  から  二

小説/詩


エトワール

 
僕も 愛していたんだよ

エトワール

でも   僕

こういう愛は  初めてなんだ

だから、  まごついてしまったんだよ

それに

僕が エトワールを 愛している ってことが

エンジェルに 知れるのが 怖かったんだ


エトワール

雪のように 白い肌

金色に 輝く髪

冬の夜空の  星のように 澄んだ瞳

ああ

エトワール

僕だって 君に負けないくらい

君 を  愛していたんだよ

エトワール

二人で  どこか

知らない ところへ行って  楽しく遊ぼう

エトワール    エトワール

僕も  今    いくよ

エトワール

エトワール