ふんわりボッカン島風土記

corra

コジラセギミデス。

買って読んでるのは

小説/詩

最近この作家ばっかしだ^^;

「ヴォイド・シェイパ」 森 博嗣 中公文庫
物心が付いてからの10数年を、山の中
ただ一人の男を師として暮らしていた青年が俗界に下りてくる。

獣の自由からヒトの不自由への成長譚、て感じか。

何時の時代何処の国、てのは明示されないが
「着物」を着た「侍」が切り合いをする、
貧しい少女が「簪」を欲しがる、
家の面子が個人より優先されるよう、
すべての国を統治する「大変高貴な」方がいる、
そんな世界。

今のところ時代小説と云うより「状況小説」と言ったところ。

チャンバラもあるけれど、大半は一人称による
人間、文明批評かなー
考え方の方向性が合えば、すらっと読めるのだが、

「似ていることを嫌い、慣れ親しんだものを捨てなければ、自分に囚われる。
そうではない新しい自分を常に求めるのだ」 p.76

と、作中で窘められてしまったりもする。
シリーズの1巻目なので、続きが楽しみ♪



NBA、ウエスタンカンファレンスファイナル
スパーズがスウィープで優勝。


関東は今日にも入梅?