☆瞑想法について その1
東洋医学では瞑想法が多く出てきます。最近では書籍も山のように出ていますが、ちょっと的外れなオカルト的なものや宗教色の強いもが多いような気がします。また、やたらとチャクラだとか仏教のことだとかに触れているものの中には意味も分からずに書いているインチキなものがあるみたいですし、専門知識を強調したがる素人が書いた本も、瞑想実践に対しては障害になりますのでくれぐれもご注意ください。
とはいっても、瞑想の効果は絶大なものなので、そのように書籍が氾濫するわけです。
瞑想とは心理学的にいうと、変成意識状態(トランス状態)に自らを導くことが基本になります。(このことが宗教的といって敬遠されることがありますが、気にしないでください)
この状態になると脳内の神経伝達物質の分泌に変化が現れてくることが分かっています。よく話題になるのが、ドーパミンやβエンドルフィンなどです。
話はやや脱線しますが、実はこのドーパミンとは覚醒剤と密接な関係があります。つまり、簡単に言うと覚醒剤は強制的にドーパミンを分泌させる(実際は取り込みを抑制するため)作用があります。また、このドーパミンはウキウキした気分、気持ちがいい状態にさせてくれます。そして、これに関連した神経は脳内のあちこちに分布していて脳の活動性を高めると考えられています。
一方、βエンドルフィンはセロトニン、エンケファリンなどとともに快感物質といわれる脳内ホルモンになります。特にβエンドルフィンは、多幸感や快感を呼び覚まし、また鎮痛作用があるホルモン(麻薬であるモルヒネに近似)として知られています。
話を戻します。心理学では先述の変成意識状態は心の中でも無意識の領域(特に人類共通の社会的無意識)に働きかけるといわれています。迷信であるとよく言われる予言や神がかりの正体は、実はこのあたりのことです。つまり、真の予言とは人類共通の意識である社会的無意識から引き出された情報なのです。(インチキな予言はこういうことをしていません)
また、社会的無意識から顕在意識への働きかけは心の安定を取り戻すためにはいい効果があるみたいです。
ところで、瞑想は精神的な効果はもちろん、肉体的な効果も証明されており、いいとこ尽くめですが、やり方を間違えると危険なこともあるのでくれぐれもご注意ください。
ぐらさん
2013/06/01 14:31:44
瞑想本にチャクラが登場するのは、エネルギーのそれぞれの中枢的な役割をする他に、インド式の瞑想法だとチャクラの場所と色のイメージに、それぞれに割り当てられたマントラの言霊を使って行うからだと思われます。
私はインド式、時々行ってますよ。