マロン・モカ・チビの３匹のネコがいます。
３匹とも男の子。

朝ごはんを食べた後、マロンがベランダのサッシの前で、
「ニャ～～ン、ニャ～～ン」
この子の声がまたかわいいんだよね。
体は一番デカいんだけど。
どっから出るんだろ、こんな声、というくらい可愛い。

お行儀よく座ったり、背伸びしてサッシのカギに手をかけたり。
「どうしたの？」
と聞くと、ちょっと鳴きやんで首をかしげる。
「お外出たいの？」
と聞くと、
「ニャーーー」
と返事。

どうやら話がわかっているらしい。
その様子を後ろのほうでじっと耳をそばだてて聞いているモカとチビ。

「仕方ないなあ。寒いからちょっとだけよ。」
とサッシを開けると、
私とマロンの間を、チビがスルリ。
続いて、モカがスルリ。
マロンは、と見ると、こちらを見上げている。

「出ないの？出てもいいんだよ。」
やっとマロンもトコトコと。

なぜか毎朝お決まりのパターン。

ベランダに出て、花や植木の間や、お気に入りの花台の上に乗って、外をじっとのぞいていたり、
お天気がいいと、向いのアパートのＴＶのアンテナに小鳥たちが集まってピーチクパーチクやっているのを眺めていたり、
虫が飛んでいると追っかけてみたり、
お花の葉っぱをかじってみたり、
（夏にはニャンコ草には目もくれず、ツユクサをプチプチ、シャキシャキ）
自由に楽しんでいる。

なんともほほえましい光景。

最近は朝寒くなり、開けっ放しになるのでこちらの身がもたず１５分程度で切り上げ。
まだ外にいたそうな３匹に、
「そろそろおうち帰ろう！」
と声をかけると、チビはその声でさっさと部屋の中へ。
マロンとモカはじっとして動こうとしない。
「おうち帰ろう。」
と、オシリをポンとすると、ようやく２匹も動き出し、
「ササササ、ぴょーん。」
と部屋の中へ飛び込んでゆく。

「きょうもいい子だね、キミたちは。」

そのあとしばらく窓際で外を眺めている。

これがうちの一日のはじまり。

朝ゆっくりできるときは、ゆったりした気分になれるけど、
７時過ぎに出なきゃいけないときはもう大変。
この子たちのために最低３０分は早起きしなきゃいけない。
５：００頃に目覚ましかけて、ようやく５：３０頃に起きだして・・・。