無題 作者不明 小説/詩 2013/06/09 00:28:04 愛は 午後の船に似ている陽は 西へ傾き海は 青から黄金へ世界の果てまで 獲物を求めて帆走してゆく 午後の船乗り手は ない結末はいつも 裏切りばかり決して 明るむことのない私達の 胸の 暗闇を鋭い 羽根で さっとかすめて飛んでゆく 見えない鳥 愛よ裏切りばかりがアンコールを 呼んでいる愛 という名の お芝居