TAKEのつぶやき

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TAKEのつぶやき

☆テレフォン

映画

名優チャールズ・ブロンソンは渋い役が似合っていてもどことなく親しみを持てる演技派でしたよね。「レッドサン」や「さらば友よ」ではアラン・ドロンと共演していましたし、「狼よさらば」のマグナムをぶっ放す私立警察ははまり役だったと思います。
ところで、全作品を観たのではないのですが、もっともよくできたと思う作品をご紹介します。

【スジ】
モスクワの閑静なアパートでKGB長官ストレルスキー将軍(パトリック・マギー)と副長官マルチェンコ大佐(アラン・バデル)の指揮でダルチムスキー(ドナルド・プレザンス)を逮捕に来たのであるが逃げられてしまった。

その後、アメリカはコロラド州デンバーで不可解な事件が起こる。突然、修理工場に電話がある、対応に出た店主に向かって語りかけられたのは一編の詩であった。そして、店主は何かに憑かれたように行動を起した。隠してあった爆弾を車に積み込み、陸軍基地に突進して基地は爆発させた。

一方、CIA本部で、CIA副長官サンドバーグ(フランク・マース)は、この事件を知るのであるが、訳が分からなかった。そこに、コンピューター・プログラマーのドロシー(タイン・デイリー)が、最近ソ連で24人もの極論派のスターリン主義者が粛清されたことを報告する。

そのころ、KGB本部にボルゾフ少佐(チャールズ・ブロンソン)が呼ばれた。目的はアメリカでの一連の事件の首謀者ダルチムスキーの抹殺の命令であった。ところで、かつてKGBにより「テレフォン作戦」というのが計画され、電話による暗示命令で破壊活動をするようにされ洗脳された者51人がアメリカに送りこまれていた。今では必要なくなったものであったが、ダルチムスキーはこの者たちをリストアップしてアメリカへ潜伏しているのである。ボルゾフは彼らの名を暗記し、アメリカに飛んだ。そして、KGBのバーバラ(リー・レミック)と合流し、夫婦に扮した。

その後も事件は起こり、国際電話局が爆発され、ロケット試射場が爆破される。しかし、ボルゾフはダルチムスキーが次に現れるところを推理し、先回りして追い詰めることに成功した。

ところで、一切のことを隠すためにバーバラにはボルゾフを任務完了後抹殺すよう命令が下っていた。さらに、彼女はCIAの二重スパイであったのである。

しかし、ボルゾフとバーバラは「テレフォン作戦」の実行者のリストを暗記していることを楯に姿を消すことを宣言した。