これは天球上における太陽の見かけの通り道（大円）になります。地球は太陽の周りを１年かけて１周するので、地球から太陽が見える方角も１年かけて天を１周します。この１周する軌跡が黄道になります。
  黄道は天の赤道に対して２３．４°傾いています。これは地球の自転軸が公転面に対して傾いているためです。また、この角度を黄道傾斜角と言います。
  黄道と天の赤道との二つの交点を分点と言い、黄道が南から北へ交わる方を春分点、逆に黄道が北から南へ交わる方を秋分点と言います。春分点を起点（０°）として黄道を３６０°に分けたものが黄経です。ちなみに秋分点は黄経１８０°に当たります。