うみきょんの どこにもあってここにいない

うみきょん

日々のはざまについて、
地上でみた夢の記憶、
地中で見られた眠りのすきま、
絵画や小説、想像世界、花たちなどについて
静かに渡りを記述しています。

ヨモギ、おしろいばな

ファッション

シオンだろうか、むらさきの菊の花にあった。
ヨモギかもしれない。
小さい頃からすきな花ではなかった。
キク科の花は基本的にすきではないのだ。
だが、きょう、であったとき、なぜか、こころがうごいた。
それでも、小学生ぐらいから、しっている
花だからかもしれない。
そのちかくに、なでしこ。
なでしこも、あまり触手がわかないはなだった。
けれども、想い出の共有の相方として、
なにか、心にしみいった。
それでもわたしは、あなたの名を
ずっともう、知っていたのだ、という
そのあいだ、いっしょにいてくれた名前の存在。