子供の頃から、ずっと謎だった「フスマ」の謎がつい最近やっと解けました。

幼少時、世界の童話全集なるご本を月に1冊ずつ母が買ってきてくれていました。
その本の中には、メジャーなものからマイナーなものまで、世界の色んな童話や民話が載っていました。

アラジンと魔法のランプ。
ディズニーが映画化しているので、大まかな筋は皆さんご存知ですよね。
配役が多少変わったり、演出が違っていたりするのはご愛嬌です。

原作では、アラジンは老いた母親と共に暮らしていたと記憶しています。
仕立て屋の息子だったかな？
なんやかんやで、魔法使い（アラジンで言う所のジャファー）と一緒に魔法のランプを取りに行き、ランプ入手→洞穴に閉じ込められる→指輪の精に命令して洞窟からランプ持って脱出→自宅に帰宅。
ハラペコなアラジンが、お母さんに「お腹がすいたので、何か食べ物をおくれ」と言うと、母親がこう返します。
「うちにはもう、ほんの一握りの『フスマ』すらないんだよ…」

チビッコだった私は頭をひねりました。
フスマって、戸じゃん。
食べられるわけ無いじゃん。
ってか一握りって、握れる位の大きさのフスマって、リカちゃんハウス？シルバニア？でも、あれってどっちもフスマのお部屋ないよね？＠ー＠と、頭の中でグルングルンと色んな方向で考えました。
そして出した結論。

きっと、アラビアの襖は、粉になって非常時には食べられるんだ。
※畳を芋蔓かなんかで作って、篭城時に食べられるようにしていた殿様がいたというのを、どっかで読んだ記憶があった※
アラジンの家は、貧乏だから、襖を削りまくって、もう食べられるだけの量が残ってなかったんだ…と。

こんな考え方する幼稚園児、嫌だよね～ｗ
でも、そんな子だったんですよ。
親に聞けば良いのに、聞かないしね。
自分で調べて、納得するのが好きな子でした。

そんなわけで、長い事、私の中では
フスマ＝アラビアの非常食。常時は壁や扉（土食べる地域があるっていうのも、それを裏付けていると思っていたらしい）
だったのでーすーがー。
最近、ふとした拍子に、フスマのことを思い出し、調べてみました。

実際は、小麦の皮のことだったんですね…
全粒粉はフスマ含まれてるんですね。
つうわけで、おそらくですが、アラジンのお母さんのいうフスマは、全粒粉辺りが正解？
小麦の皮だけで、パンとか作らないよね？
作れるのかな？

何はともあれ、アラブ地方の皆様、なっがーい間、変な勘違いしていてごめんなさい；ｘ；
子供の頃の思い込みって、怖いよね。
恥かく前に事実を知る事が出来てよかったよ。