COME HOME

ヨネ

日日是悪日

「夢」

小説/詩

いつか見た
夢の続き
もう、思い出せない

優しく差し出されたその手をしっかり握る
離さないように 離れないように

霞む世界 おぼろげな誰かの笑顔
全て忘却の彼方

幸せな笑い声
木霊して

必要のない涙
蒸発する

夢だということが
夢みたいで

そんないつかの
夢の片割れ