☆日傘効果
大気中にある水蒸気は周囲の気温の低下によって次第に凝結し始め、雲になります。また凝結の際、水蒸気は核になる物質が多いほど凝結が促進されて雲ができやすくなります。そして、できた雲が太陽光を反射させ気温を下げる効果を日傘効果と言います。分かりやすく言うと、日傘により日光が遮られて影になる部分が涼しくなることに由来します。
また、凝結核になるチリやほこりなどの微粒子(エアロゾル)自体が光を吸収したり反射したりするため、地表に届く太陽放射の量を低下させることもあります。
大規模な火山の噴火があると冷夏になるのはこのようなことからです。