昨日に、続きまして8月4日（日）朝日新聞「悩みのるつぼ」に、
掲載されました、美輪明宏氏による悩み相談に関する話です。本日から、このブログを観た方は、昨日のごぜ丸のブログ、を一度、見ていただければ解かりやすいと、思います。

昨日、美輪明宏氏に、相談をした20代女性（男性かと思いましたが、女性でした）
の相談内容を掻い摘んで記載し、さらに、美輪明宏氏の悩みに対する返答記事をすべて、そのまま記載しました。


私自身は、美輪明宏氏の記事すべてを否定する気持ちは、無いのですが、
記載記事の内容で、あまりにも、つらい境遇にいる人達に対して、
思いやりのかけらもない発言。美輪氏の普段からマスコミで発言されている、
高尚な精神世界の憧れと強制。精神世界の「美」の追求との矛盾。
理解できない事ばかりです。

初めの「私もあなたの母親のような人を知っています。凶悪なものが骨の髄まで組み込まれ周囲に当たり散らす～・・・・」

「お母さんは家族だけではなく、他人にもキツイ人で、見事な嫌われ者です。
近隣や職場など、あらゆる集団の中で蛇蝎のごとく嫌われてきたでしょう。」

と、記載されていますが、まず、この相談者のお母さんは、相当苦しんで、
いると思いますよ。
世の中が、すべて過去と違い早いスピードで変わり、これからは、外に行って
お金を稼げる人と、だだ家に居て人の迷惑だけを引き受けさせられる人。です。
家に居て、自分の未来がなにも無い。ただ、昭和の頃の自分の子供を成人させ育て終わって家でのんびり過ごすという時代では、なくなって来ています。

美輪さんは、生活費も無い。人間関係の付き合いも何も無い。
自分がした訳でも、悪業を自分のせいにされる。さらに、これから、あなたは、
病気にいつもなるんだ！と責められている人の気持ちがわかるんでしょか？
私は、死ぬほどつらい毎日を、送っていると思います。
それに、相談者の母親のような人は、日本全国にこれから、今も、たくさん出て来る事と思います。
そんな、人に、「凶悪なものが骨の髄まで組み込まれ」などと、どうして言えるんですか？
相談者の母親は、孤独で誰にも、相談できない所にいるのでは、ないでしょうか？
とても、御立派な精神論を戦わせている美輪氏の発言かと思い、驚くばかりです。
さらに、「お母さんは、家族だけでなく～～～」の部分ですが、相談者の、母親に「見事な嫌われ者です」は無いでしょうし、「近隣、職場などで蛇蝎のごとく嫌われてきたでしょう。」という文面では、
美輪明宏氏の発言は、まるでイジメですよね・・・
普通、気の合うお友達同士では、言っても公的な紙面では、言いませんよね。
言われて、いる人の気持ちなど考えていないとしか思えません。
それで、相談者の母親には、美輪氏は、「自分の反省でしか立ち直れないのです」
とされていますが、事実誰でも、自分で立ち直るしかないと、思いますが、
こんな、ヒドイ人間とも思えない悪魔の美輪氏の発言では、
あなたに、言われたくないよ！
という事になるのでは、ないでしょうか？
さらに「本当は、あなたの祖母や父親が、今の家を出て、よそへ移って暮らせば
いいと思います。母親も孤独で暮らせば、少しは反省するでしょう。」
と書かれていますが、これだけ言って挙句の果てに、相談者の母親に孤独で暮らせだの、少しは、反省するでしょう・・・・
では、困っている人に対して、あまりにも、思いやりも、愛情もなさすぎるのでは、無いのでしょうか？

私自身は、家族と同居。子供の頃から、独立を望んで来たので、せめて歳を取ったら、一人で好きな暮らしが出来たら、いいと思いますが、
そういう人ばかりでは、無いと思います。

現在は、戦争中ではありませんが、いつの時代も一緒。
みんな、自分が食べるのに、精一杯。

確かに、生きていくのに、自分の思い通りに生きている人は少ないと思います。
時と場合によりますが、「思いやりの嘘」や「やさしい嘘」も必要なのでは、ないでしょうか？
だだ、対立や中傷だけでは、何も付き合える話は、生まれないし・・・・
（ホントは、高校生だってわかってそうです・・・そんな話）

本来、美輪明宏氏の公式サイトに直接記載すればいいのかもしれませんが、
美輪さんのサイトに入って控訴するために料金を支払う・・・・
というのも、少し納得がいきませんでした。
御本人とは、面識が当然ありませんが、正直、高尚な精神論を訴えられ
精神面を強く感じさせるステージでの姿を、見せてもらっていましたが、
大変残念としか、言いようがありませんでした。

これから、私自身の家を含め、この「悩みのるつぼ」の相談者の母親のような人、家庭が大変増えて来ると思います。
これ以上、家から、出れない。誰とも付きあわせてもらえない。
常に、家庭崩壊状態。そういう人達に、
出来ない時は、無理でも、「やさしい嘘」をついてもらえないでしょうか。
ほんとうに、死ぬほど、つらい立場にいる人には、その「やさしい嘘」が
最後の救いになると思います。
ただ、やりあっていても、続けられる話は、何もないのですから・・・・