☆メリーゴーランド
よくあるストーリーなんでしょうが、なんとなく心に残る映画でした。
【スジ】
主人公ルカ(レナート・チェスティ)の父親ロベルト(ベキム・フェーミュ)の回想としてストーリーは始まる。
復活祭を前にして学校が休みになった日、友達はみんな迎えにきた親に連れられて帰っていくが、最後にルカだけは迎えが来ずに残された。それでもルカは、たった一人の肉親の父のために贈りものにレコードを買って帰った。しかし、弁護士のロベルトは仕事のために帰ってこれないということだった。ルカは翌日、友達のステファニと一緒に裁判所にロベルトを訪ねたのであるが、忙しくてゆっくりと会えなかった。そして、ルカはプレゼントのレコードを物置の中にしまってしまった。
独り者でひたすら仕事に精を出すロベルトであったが、ベロニカ(アゴスティーナ・ベリ)との結婚を考えていた。しかし、ルカは感じやすい年頃であるので躊躇していたわけである。そんなある日、ロベルトはルカのために海で休暇を過ごすことにし、そこでベロニカを紹介した。
その数ヵ月後のことである、ルカは原因不明の鼻血を出すようになった。そして、医師の診断によれば白血病だという。呆然とするロベルトであったが、ルカは遊園地のメリーゴーランドに乗りたいと最後のわがままを言う。もう真夜中になっていたが、ロベルトはルカを連れて遊園地へと急ぐ。途中でルカはプレゼントのレコードが物置の中にしまってあることを告げるのであった。
当然、遊園地は閉まっていたが、ロベルトは係りの者に頼み、メリーゴーランドを動かしてもらった。二人だけの夜の遊園地で、ロベルトはルカをしっかりと抱きしめるのであるが、「パパ、僕たちはもう会えないんだね」と言い残して、ルカは深い眠りについた。
あまね
2013/08/24 17:25:12
はじめまして^^今度、お話しませんか?