慈雨

慈雨

はやくしななきゃならない

日本最古の腐女子考

その他

「更級日記」作者 菅原孝標女が
オタク女子の始祖である件。

孝標女 可愛いよね。
「本が読みたいの 仏様お願い!」とか
「また徹夜して本読んじゃった」とか
・・・心当たりありすぎて 胸が痛い。
「日本人なら読んでおきたい日本文学」(コミックエッセイでいいのか?)
の 作者も感情移入しているし
NAVARまとめでも 皆 似た感慨を持っている様子。
コミカライズは 多々あれど
「まんがで読む古典」羽崎安実さんのものが
喜怒哀楽が緩急自在で 好きだ。

孝標女の背景。
実母が 藤原倫寧女(「蜻蛉日記」作者の異母姉妹)
清少納言と紫式部は 姻戚関係
菅原一門は いわずと知れた学者家系。
「本が好きなら あげましょうか」という
おば様の1人や2人いても おかしくない。
孝標女の姉が またちょっと不思議ちゃんで
姉妹仲はよかったらしい。
姉が若くして亡くなったあと
遺児は 独身(17.8)の孝標女のもとに。
同じころ 実母が 家事を娘の丸投げしてしてしまったようで
本を読むくらいしか 慰めはなかったのではないか。
関係ないけど 
柴田よしきさん「輝跡」で 
独身女性が 甥っ子の世話を頼まれて
野球観戦のために断ったら 家族に責められて
友だちに話しても 共感を得られなかった というエピソード。
妙齢の独身女性は 
古今東西 家族中心であることを求められるわけですよ。
「姪もおしめとれたし 私には私の人生があるし」
と 宮仕えをはじめたりしても
「枕草子」のような エンジョイ宮廷ライフとはならなかった。
以上が 孝標女の前半生。



NAVARで孝標女の記事と同時に読んだのが
「紫式部は日本初の腐女子」。
空蝉の弟・小君と光の関係に迫った概要。
当時の読書は 音読が一般的だったようで
加賀美幸子さんのような 朗読係もいたらしい。
それを踏まえると
小君と添い寝するシーンは 扇情的。
従者は すみっこか外で 立膝で寝てた時代だしね。

私の 源氏萌えポイントは 別で
「女にて見たてまつらまほし」というところ。
語釈が分かれるところで
ざっくりと ふたつ
A (光は)女にしたい美貌 → こっちが定説
B (光を)自分が女となってお世話したい
いずれにしても 倒錯的。

紫式部の同性愛嗜好は
「紫式部日記」を資料に論じられていて
杉本圭さん「うた恋い。」でも描かれている。
だから 男性同性愛に理解があった
ともいえる。
源氏研究者はたくさんいるので
光については 専門家にまかせたい。



誰でも知ってる 紫式部をさしおいて
誰を最古の腐女子というかといえば
小大君です。
        〈この項 続く)











#日記広場:その他

  • 慈雨

    慈雨

    2013/09/18 04:03:15

    >なぎささん

    その2即行。
    期待されるほどの萌えでなくて
    申し訳ないです。

    室町・鎌倉になると
    貴族×武士
    叔父×甥(男の娘)という物語が出てくる。
    ニーズがあったんですよ!

  • なぎさ

    なぎさ

    2013/09/17 21:34:52

    やっぱり昔から需要があるのかしら(((*≧艸≦)ププッ

    昔も今も萌えのポイントは一緒なのかな~

    紫式部を差し置いて小大君とな!?
    その心はいかに?
    気になりますなぎさww