私は赤ずきんちゃんの服がないので黒ずきんちゃんでごめんなさい
赤ずきんちゃんはかわいい女の子。
どうして赤ずきんちゃんって呼ばれているのかっていうと
いつもね、おばあちゃっが作ってくれた赤いずきんをかぶっていたからなんです。
あかずきんちゃんはやさしいおばあちゃんのことが大好きです。

そのおばあちゃんが、お病気になっちゃいました。
お母さんは「お見舞いにいってらっしゃい」って、かごにいっぱいのブドウを入れてくれました。

「行ってきま～～す」張り切って家を出た赤ずきんちゃん。
途中お花畑で、きれいなお花を見つけ、「これもお見舞いに持っていこうかな？」
すっかり夢中でお花を摘んでいたのです。
そこやってきたのは、こわ～～いオオカミ君。
「赤ずきんちゃんなにしてるの？」
「おばあちゃんがお病気だから、お見舞いのお花を摘んでるのよ」
「そっか、そっか」

オオカミさんは、考えました。
そう、先回りして、おばあちゃんの家に行ったのです。
「イッヒヒ・・・・」
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ここはおばあちゃんのお家。
恐いオオカミ君は　赤ずきんちゃんになりすまし
「トントン、おばあちゃん　開けてちょうだい」
「おやまあ。赤ずきん、よく来たねぇ」
ドアを開けると、オオカミ君はおばあちゃんに飛びかかり、おばあちゃんを丸呑みにしてしまいました。
そして、そして、今度はおばあちゃんになりすまし、ベッドに潜り込んだのです。
あららぁ、どうなるの？
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お花を摘み終えた赤ずきんちゃんはルンルン気分でおばあちゃんのお家にやってきました。
「おばあちゃん、こんにちは。あれ？おばあちゃんのお目々随分大きくなったのね」
「そだよ。赤ずきん、おまえをよ～～く見るためにね。」
「そっかぁ。おばあちゃんのお耳も随分大きくなったのね？」
「そだよ。赤ずきん、お前の声をよ～～く聞くためにね」
「そっかぁ。おばあちゃんのお口随分大きくなったのね？」
「そだよ。赤ずきん、お前を食べるためだよ～～～～」
「きゃ～～ぁ、助けて～～～～～」

危うし、赤ずきんちゃん。
その時、赤ずきんちゃんの叫び声を聞いたのは、通りすがりの猟師のお兄さん。
オオカミ君をズド～～ン！！

おばあちゃんはオオカミ君のお腹から飛び出しました。
もちろん、無事です。
だって、お話だもん。

よかった、よかった！
抱き合って喜ぶおばあちゃんと赤ずきんちゃん。
それからも、おばあちゃんにいっぱい可愛がってもらって暮らしましたってさ。

　めでたしめだたし

　　お話にご協力いただいた煌翡芽にゃん、えみりん、NAOさん　ありがとうございました。

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