巫女のお話

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妖狐の桜唄・恋 参

自作小説


妖狐の唄・ 
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そう、毎日毎日....来てくれた。
桜の花が散り、葉が緑になってきた頃
彼は何故か毎日は来なくなった。

「暁月は...どうしたのかしら....」

私はいつもどうりに
あの場所で待っていた。
そして彼と出会った頃とは違ったうたを
私は奏でていた。その唄の名は「戒めを解く唄

私の作った初夏に奏でる唄
彼はこれを聞いてなんて言うんだろうなぁ
そんなことを考えながら私は待った

夜、深夜、夜明けずっとずっと待ち続けた

彼は来た。
そしていつもどうりに何もなっかたように話し出す

私は再確認した。
(嗚呼、私の存在はたかがこんなものなんだ)と
そして話しだした。

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今日の話は聞かなかったら幸せだった。
彼にとっては幸せなのかもしれないが
そうなったら私はどうやって生きていけばいいの?

そんな人生が狂うほどのレベルだった。

それは
彼の地位が上がったらしく
ここから別のところに都を移すらしい

それは今の私にとっては死に相当するものだ

またここで、私を一人にするの?

置いてかないでよ

私も連れて行って
でもそれは一番口にしてはダメなものだった

私はこの地を離れてはいけない
この地を守らなくちゃいけない

そんないろんな考えが私の頭の中を
ぐるぐるぐるぐる回る
消えてと思っても言う事を聞かないもの

私はまた置いていかれるのか

と思った

次の日彼は私にこういった。
「彩桜葉も一緒に行こう」

私にとっては最悪な言葉だった

私は小さい声で「行けない」といった。
その後に「私がそっちに行ってしまったらこの世界は
この土地は崩れる。それだけ私が背負っているものは大きの。だから、行けない。私はずっとここで待ってる....
暁月が帰ってくるまで。私の寿命は人間より長い
だから待ってる。」そう言った。
彼は
「うん。わかった、1ヶ月に4回は絶対来るから」

私は「うん」と答えた
そして一番聞きたくなかったことを聞いた
「いつ行くの?」

言った、言ってしまった。

彼は
「あと4ヶ月...今年の秋だよ。」
私は「そう。早いのね」

なぜかいつもどうりの会話ができない....

今日はそれで終わった。

また明日から私はこれまでどうり頑張っていけるのかな?

その日の月はかった。
赤い月は何もかもの終を意味する。

最悪だ

次の日、また次の日、その次の日も彼は来なかった


続く.....

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