シン・ドラマ汁

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ドラマ【相棒12】

テレビ

相棒12
テレビ朝日 水曜夜9時~
【あらすじ】就職活動中の女子大学生・奈月の遺体が発見された。奈月の手帳によると、事件当日は夕方に本命の四菱商事の面接を受けていたが、午前中に出かけてから面接の時間までの行動がわからない。杉下は、全員横並びの黒のスーツ姿という常識に疑問を抱きつつも、奈月のリクルートスーツに仕付け糸がついたままになっていることが気になる。一方、は、奈月の携帯に非通知の着信が頻繁にあったことに引っかかる。

【感想】私の記憶が確かならば(w、これは金井氏の相棒4作目の脚本ではないかと思います。棋士とコンピュータとの勝負という衝撃的な相棒デビュー作、今期は数学という特異な世界を舞台にした脚本をすでに1本放映済で、相棒の新人さんとしては結構なハイペースで仕事をこなしてらっしゃるようですね。そして今回は打って変わって社会派の作品。しかし、就職活動という、やったことがある人でないとわからない特異な世界ということでは、将棋の回や数学の回とやや似た傾向があるように思います。ただ将棋や数学よりも、圧倒的に経験者が多いという点で、社会派に分類されるってだけの話ですね。さて、私も就職活動めいたことはしたことがありますが、このドラマに描かれているほど、システマティックで余裕がない感じではありませんでした。まだ時代が今ほど窮していない、のんびりした時代だったのかもしれません。大学の支援がなかったわけではありませんが、まだまだ就活に関しては学生が主動でしたし、面接なんかのマニュアルみたいなものもあったと思いますが、そんな勉強をしなくてもそこそこの企業になら就職できた時代でした。もちろん就活塾みたいなものも、あるという話は聞いたことなかったですね。就職するため、大学時代にいろんな活動をするとか、ありえなかったなぁ。それってつまり、偽善ですよね。嫌な時代になったものです。だからこそ、殺された奈月は本心から行ったボランティア活動をエントリーシートに書くことを拒んだわけですが、確かに右京が言うように、それが奈月本来の姿なのだから、他を置いても書くべきことだったんですよね。まぁでも、偽善とはいえ、何かの目的のために行動することができる人物であることがわかるわけですから、何もしてこなかった人よりはいいわけか。なるほどなぁ。事件の方は単純でしたね。四菱商事を右京たちが訪ねた時、人事担当者が2人出てきて、1人が自分の時は東南アジアで井戸を掘った話を書いたと話していたので、それが引っかかってたんですよね。まずはそのエピソードで亀山の顔が浮かびましたからねw その後、奈月も東南アジアでボランティア活動をしていたことがわかり、四菱商事の社員との接点が浮かんだわけですよ。そして、奈月の部屋で右京たちが見た写真、あれにはきっとあの社員の顔が写ってたんだろうなぁと容易に想像できましたね。ストーリーがわりと平易なのも金井氏の本の特徴ですねw 就職のためにいろんな活動をする大学生、そして人から聞いたことを自分がやったこととして就活に利用する大学生など、これでいいんだろうかと思わされる話でしたが、それもこれも長く続く不景気、それによる就職氷河期のせいなんですよね。若い人は減ってきているはずなのに、いつまでたってもごく少数の優秀な学生にしか、チャンスは与えられない。いつまでこんな時代が続くのか、それともずっとこのままなのか、考えさせられるような後味がありました。


#日記広場:テレビ

  • miumiu

    miumiu

    2013/11/15 12:05:37

    うーん、どうなんでしょうね。まったくやってないことを書いたりすると、
    そこに突っ込まれるとボロが出ますからねぇ。
    私は昨今の就活事情には疎いので、何とも言えませんが。
    就活はお見合いに似ている…と誰が言ってましたが、
    確かにウケやすい人物像というのがあるとはいえ、
    最終的な判断は担当者の好みに委ねられているというところは、似てますよね。
    そのウケやすい人物像というのが、やはり活動的で明るくタフな人、
    というところだと思います。そして無理してその人物像に自分を近づけ、
    就職したはいいものの、その後求められることに応じられず
    イヤになってやめる…なんてパターンまで、結婚と似ているかもしれませんねw

  • ニャンデイ

    ニャンデイ

    2013/11/14 21:53:33

    少し、考えさせられる話ですね。
    就職活動に有利なボランティア活動。
    本来の趣旨とは、かけ離れてますよ。
    仕事の関係で、学生さんたちの調査書を、毎年、大量に目にする時がありますが、
    本当に、非の打ちどころのない生徒さんがいます。

    もう、この時代から、大学にしろ就職にしろ、有利でアピールする事を、考えているなら、
    それはそれで、しっかしりしたと言うか、逆の意味で怖いかな。

    見返りを求めない無償の奉仕。
    相棒で、いみじくも、杉下右京が、それが一番、何よりも、エントリーシートへ書くべき
    事だったと言うのは、正しいですね。
    被害者は、本当に大事にしている事だから、書きたくなかった。
    それも分かりますね。

    でも、就職の為の有利な条件として、自分がやってない事を、あたかも自分の経験した
    かのように、書き連ねるのは虚偽です。
    こう言うパターン多いのかな。
    怖いですね(@_@;)