TAKEのつぶやき

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TAKEのつぶやき

☆神田川

映画

日本映画には○○三部作といわれるものがいくつかあります。河三部作、尾道三部作、若者三部作などなど。そんな中で青春三部作というのがありますが、「神田川」はその代表でしょう。

懐かしいと思われる方も多いと思いますが、かぐや姫のヒット曲「神田川」の作詞をした喜多条忠が書いたが同名小説を映画にしたものです。若き日の草刈正雄や関根恵子が70年代当時の学生の姿を演じています。

【スジ】
大学の人形劇サークルに所属している上条真(草刈正雄)は巡業先で出会った池間みち子(関根恵子)と東京で再会した。みち子は印刷場に勤め、貧しい生活をしていたが、真もアルバイトをしながらの生活であった。

真は自分の思いを人形劇に託していたのであるが、みち子をモデルに書き上げた「新かぐや姫」が不評だった。さらには、エリートコース一直線の兄(勝部演之)から手紙が届き、真の生き方を非難される。そして、酒に酔い理性を失った真は、みち子を無理矢理犯そうとするが、彼女は頑なに抵抗した。その後、やり切れない真は巡業公演に出発した。意外にも公演は大成功たった。一方、みち子は真を追いかけて巡業先へやって来ていた。そして、その夜二人は結ばれた。

やがて、真とみち子は同棲するようになり、みち子は妊娠した。それを知った真の兄は、友人の医者のもとにみち子を連れ出し、無理矢理中絶させてしまう。

真は生活のために働き始め、サークルも止めた。貧しいだけではなくやり切れない気持ちのみち子には耐え難い生活であった。

そんな時に、サークルの仲間の二人が心中する事件が起こる。心中の理由も真とみち子には残酷なものであった。

「神田川」の詩のように真の優しさはみち子には怖かったのでしょう。