ただいま～♪
やあああっと、終わりました、事情聴取。
わたしの出番は、もうここまでです。
あとは、警察が被疑者を取り調べ、
取り調べ調書を作成し、
検察庁へ送っておしまい。

そのあとは検察で審議され、
起訴となるか、不起訴となるかです。
民事でわたしが、勝訴しているので、
不起訴では、済まないでしょう。
事情を詳しく聞くために、
もう一度くらい、わたしが検察庁に呼ばれるくらいだと思います。

終わったわー。
2年前は、わたしが被疑者として扱われ、
それはそれは、ひどい目にあいました。
今度は、その虚偽告訴罪で、
被害者面をしていたNが、被疑者になる番です。
被疑者として指紋を取られ、
被疑者として現場検証に立ち会わされ、
被疑者として、取調べを受けるのです。
それがどんな気持ちになるか、
Nが、思い知る番なのです。

嘘をついて、人を罪に陥れることなど、
人として、やってはならないことなのです。
「善悪の報いは、影の形に隋うが如し」
行為の善悪に応じて、その報いは必ずやってきます。
たとえそれに、長い月日がかかったとしても。

今回のことは、
わたしと鈴ちゃんの間も、強くしたと思います。
わたしたちは、お互い再婚同士で、
お互いが50を過ぎてから結婚しました。
それから、一年ほどでこの事件が起き、
わたしたちは、30年連れ添った夫婦のように、
お互いが、励ましあい、助け合い、信じあわなければ、
これを乗り越えることはできなかったでしょう。

もし、互いが、相手のせいでトラブルが起こったかのように、
いがみ合っていたら、
わたしたちは、泥仕合の果てに、
憎みあって別れたでしょう。

わたしと鈴ちゃんのように、
インスタントな新米夫婦でも、
何とか、乗り越えることができあたあ～。
鈴ちゃん、ありがと。
本人には、口が裂けても言わないけど、
鈴ちゃん、ありがと。
あんたは、わたしが守ってやるぜーっ！