慈雨

慈雨

はやくしななきゃならない

ブラザー・サン・シスター・ムーン

映画

学生時代の英語の教官が 「面白い」と勧めてくれた映画。
ずっと宿題を忘れてたみたいで、もやもやしていた。
もやもやしてた理由が、もうひとつ。
同じころ、別の講義の教材で『クララの出家』を使っていて、シンクロニシティが怖かった。
*『クララの出家』有島武郎
 16歳のクララは、婚約者がいる身ながら、深夜全裸で徘徊するフランチェスコに魅入られ、出家する。ひどいな、このあらすじ。



ストーリーは、聖フランチェスコの半生。
裕福な家の息子が、戦争から戻り、一切合財を捨てて貧者としての道を選ぶ。
クリスチャンなら、深い考察をして、感動もひとしおなんだろうな、と、そこが悔しい。
クリエーターとしては、クララとフランチェスコの接点が見せ所? 有島武郎は、クララがたまたま垣間見たという具合にしたけど、映画のクララは、最初から信仰心の厚い、行動する少女として登場する。



印象としては、牧歌的。
ミュージカルだけど、鼻歌みたいな感じ。囁く感じ。
見ながら、『ロミオとジュリエット』を思い返していたら、同じゼフィレッリ監督だった。薔薇より美しいオリビア・ハッセーがジュリエットのバージョン。
雰囲気は似てます。あっちは肉で、こっちは霊の問題という違いはあれど、若い男女を描いているところが、共通点。

フランチェスコとクララの関係より比重が重かったのが、親子の関係。フランチェスコのお母さんが美しくて、息子の様子に苦悩する姿は、聖母マリアの二重写しでしょうね。
それから、男友達との関係。公開されたのが70年代なので、フラワーピープル(ヒッピー)を意識しているのかなと思われるふしもある。そこまで考えなくてもいいか。



これくらいゆるいテンポの方が、見ていて飽きない。台詞が少ないし、派手なアクションがないから、俳優の演技に集中できる。
詳しいことはわからないけど、フィルムのざらっと粒子の荒い感じも好き。
妙な義務感も払拭できたし、自分の嗜好も確認できたので、次、行ってみよう!



#日記広場:映画

  • こねずみ

    こねずみ

    2013/12/02 16:37:22

    ☝すみません、「クララの家出」かと思いました^^;

    ブラザーサン・シスタームーン、昔、友だちにビデオ借りて見ましたよ。
    その後だいぶ経ってからDVD買いました。
    サンフランチェスコ役の子も、クララ役の子も可愛いくて、
    聖人、聖女を描いたというよりは「小さな恋のメロディ」などと同じ青春映画だと思いました。