「愛の論理」
今 飯田史彦さんの「愛の論理」という本を読んでいます。
その中で
愛とは、自分という存在の価値認識と成長意欲から生まれるものであり、
相手がただ存在してくれていることへの感謝ゆえに決断し、永続的な意思と
洗練された能力によって実行しようと努力する、相手の幸福を願い成長を
支援する行為である
一方
恋とは、相手が持つ所有物(容姿・性格・才能・富・仕事・家柄などの属性)
に価値を感じて一方的に高揚する「相手に受容されることや相手を支配する
ことによって、相手と一体化したい」と願う感情である
広い意味での「愛」は、人間以外の生命や自然、ひいては地球や宇宙など
に対しても向けられます。
「愛」が決断・意志・能力をともなうものであるならば、私たちはその実行の
ために、惜しみなく「努力」しなければなりません。
「愛」と「恋」を比較することで
「愛」とは何かを理解することができます。
私たちは、人生という修行の場において出会うさまざまな試練、とりわけ
日常生活で生じる人間関係の諸問題に直面するたびに思い悩みますが
一生を通じてこの苦悩から解放されることは難しい・・・
それでも、努力していきたいなと思います。