☆木阿弥
「元の木阿弥」とはよく耳にされると思いますが、なぜそのように言うようになったのかご存知でしょうか?
戦国時代のことです。筒井順昭は大和の覇者になったのですが、わずか28歳で不治の病に侵されました。また、この時の嫡子藤勝はたったの3歳でした。さらに、悪名高い三好長慶の執事松永久秀はしきりに筒井家配下の豪族たちに裏工作を働きかけ、うかうかしていられない状態だったそうです。
そこで、順昭は影武者を使うことにし、自分とそっくりな盲人の僧侶木阿弥を見つけ出しました。そして、順昭は死の床で重臣たちに木阿弥を連れてきて3年間自分の影武者に使うように遺言しました。
重臣たちは遺言に従って木阿弥を筒井城に連れてきて、3年間丁重にもてなしました。しかし、3年後に重臣たちは遺言に従って順昭の死を公にし、藤勝を当主にかかげました。
一方、木阿弥は多くの金銀衣服と住居を与えられはしましたが、元の生活に戻されることになりました。
そして、3年間は一国一城の主として過ごせても元の生活に戻されてしまったというこの話が広まり、「元の木阿弥」と言われるようになったそうです。
あな御さん.
2013/12/07 23:39:54
こんばんわm
コメント感謝です^^