「憎っくき里見義実、いいかっ！お前の子や孫まで畜生道へ落としてやる～」
目を吊り上げて、大声を上げているのは玉梓（タマズサ）。　
（写真右上・え？この役してるえみりんはタレ目だけどね。
悪役にしちゃってごめんなさい.えみりん。）

「ぎゃ～～～～！！怖いよ～玉梓（タマズサ）の怨霊だぁ～～～
耳が尖ってるし～～～
なんか顔から炎も出てるし～～
怖いよ～～～」

雪の降り積もる山奥に集まって騒いでいるのは、ワンコの兄弟。
いやいや、動物ではなくて、苗字に犬の字のつく義兄弟の若者達であります。

　　安房の国、滝田城の里見義実の娘＝伏姫の体から飛び散った８つの珠。
　　仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌　　
　　それぞれの珠を持つ若者が、何かの力にたぐり寄せられるように集まったとい
　　う足利時代のお話　『南総里見八犬伝』。
　　　さて、さて、幕を開けますよ～～～。デデンデンデン・・・♫
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

～～～～～（ここまではプロローグ。これから先が本筋です）～～～～～～

俺の名は犬村角太郎。八犬士の仲間に加わってからは「犬村大角礼儀」って名を変えた。
滝沢馬琴さんの書いた「南総里見八犬伝」の中で、最後に登場する犬士なんだよ。
俺ね、イケメンなんだ。　だって、小説の中に「眉の秀でた、まるで若竹のような色白の美青年」などと書いてあるんだもん。
庚申山の化け猫が俺の父親を食い殺し、父親になりすまして、道場で剣術指南をやっていたんだけど、俺はそれを知らずに育った。
平成の世で言う家庭内暴力に会い、小さな草庵で世捨て人の暮らしをしていたんだよね。
そこへ、俺と同じ光を放つ珠を持つ犬飼現八と言う剣士（犬士）がやって来た。
そして、偽の父親の正体をバラしちゃうというのが、俺の物語。
他の犬士達にもそれぞれの物語があり、因縁が絡み合って、犬士が結びついていく不思議なお話なんだ。

えぇ～～！！大雑把すぎて、ストーリーがまるっきりわからない？
ま、とにかく、俺達８人が里見家の再興の際に大活躍をするというのが、物語の結びなんだ。

他の犬士に扮した仲間もブログ公開してるので、それも読んでみてもらえるとありがたいな。
それぞれに趣の異なった奇想天外なストーリー展開を見せてくれておもしろいよ。

エメラルドさん
　　http://www.nicotto.jp/blog/detail?user_id=446840&aid=53841779

あさもりさん
　　http://www.nicotto.jp/blog/detail?user_id=1173356&aid=53838819



　

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