ま、お茶でもどうぞ

蒼雪

日々感じたことを書いています。
なんとなく、徒然草。

冬におすすめな小説

小説/詩

冬におすすめとふられて、どう答えるか。

こたつに入ってのんびり読めるような本といえば、私なら角田光代の「よなかの散歩」をあげましょうかねぇ。

小説じゃなくてエッセイですが。
文豪角田氏が、主婦向けのライトな雑誌「オレンジページ」にて今も連載している短いエッセイ集です。

角田さんが日々感じたことや、料理したこと、食べ物のことについてゆるゆると書かれております。
この作品は、母が料理のレシピのために時々オレンジページを買ってきていたので知ったのですが、これはなかなかいい雑誌です。
思わず作りたくなるような、簡単でおいしそうなレシピもさることながら、明るくて優しい穏やかな雰囲気も素敵です。
ごちゃごちゃしてなくて読みやすいし、読者の投稿も、姑の愚痴とか載せないんです。
まわりで起こったほっこりするエピソードしか見せないから、世の中の嫌なことを忘れさせてくれます。

そんな中で、角田さんのゆるいエッセイがまた、ページをめくる楽しみになっています。
雑誌の一角で楽しむのもいいけど、本としてまとめ読みすると、作者の人物まで浮き上がってくるから不思議。
擬音の使い方も独特なんです。
カタツムリの集合体のような野菜に出合ったとき、「ヒ と思った」とか。
伊勢のおかげ横丁で食べ歩きに臨んだ際は、嬉しさのあまり「キエー」と叫んで卒倒しそうになった、とか。
キエーなんて、昔の表現ですな。人が頭おかしくなる時の悲鳴です。そこまで踏まえて、ここはキエーなんだと思ったら、もうおかしくておかしくて。

ああ、角田さんてこういう人なんだなぁとしみじみしました。
ごく短いながらも、簡潔に言いたいことをちゃんと書きこみ、ものに出合った喜びとか驚きとか、感情をつぶさに伝えてくる筆力はさすがです。

といっても、上手い人ほど難しい表現を使わないんですよ。
名文家と名高い、三浦哲郎もそうでした。
無駄を省いて、なおかつ親しみやすい。両者に通じるところであります。

角田さんの著作はまだ読んだことがありませんが、これをきっかけに読んでみたいなと思いました。

ついでに、がっつり長編をと薦めるなら、最近ようやく読了(蒼路は未読)した上橋菜穂子の守り人シリーズですかねぇ。
久しぶりに一気読みしました。面白かったです。
完結編まで読んで、終わり方にも納得。本気で、アニメDVDの購入を決意しました。
いつも買う買う言って買わない私ですが、今度こそこれは手元に置きたいです。
中古ショップを探してみようっと。


#日記広場:小説/詩

  • 蒼雪

    蒼雪

    2014/01/17 14:00:04

    オレぺ、おはよう奥さん、レタスクラブ…全部母が気まぐれに買ってきたものばかりで、私は自分で買ったことは一度もないですwww
    ダイエット特集とか、おいしそうな手作りスイーツの記事につられて、スーパーの雑誌売り場で買って来るんですよ。
    本読み魔なもので、家にある文献はとりあえず読んでしまうという^^;

    暮らしの手帖は、職場の休憩室にたまたま数冊置いてあるやつを、あちこち拾い読みしていて、感銘を受けました。
    すごく上品な雑誌ですよね。「毎日、ていねいに」生きたくなります。
    ちょっと値段が高いのは、広告を置かないから。その意義についてもちゃんと説明されていて、心意気にまた感動したり。競争の厳しいなか、今もちゃんと本屋に置かれているので、ファンは多いのでは^^


    原作にどっぷりつかっていると、アニメのアレンジを見て、話が違うじゃん!て言われそうなんですが…、アニメから見て、原作を読むと、アニメの方がより良くアレンジされている気がしますね。
    アニメでは、それぞれのキャラが引き立つように描かれていて、統一感も良いです。なんでも屋のトーヤ、出番が多いですよw

    チャグムが精霊の卵を背負った運命に怯えて、冬の穴倉でバルサに当たり散らす場面が一番好きでして。
    「おれはもう母上のところに帰る!シュガ達に守ってもらうんだー!」って、短槍でバルサに襲いかかるんですけど、全部バルサがいなして、涙は流さないけど、諭す彼女の声が泣いてるんですよ。もう私も泣けて泣けて…。
    ラスト、産卵の場面も、原作とは一味違った形になってます。むしろこっちの方が私は好きです。
    …と、語るときりがないくらい、アニメはファンです。こんなことなら、全話録画しておくんだった^^;

    エリンは原作読んでないので、どう変更されたか分かりませんが、アニメは毎週見てました。
    これも間違いないですよ~。優しい絵柄ですが、国同士の争いとか、戦争に使われる動物の悲哀とか。こっちも物語が深いですね。のちのち、本を集めたいと思います。
    アニメも面白いので、機会があればぜひ、ご覧になってください^^

  • 小鳥遊

    小鳥遊

    2014/01/17 13:40:54

    暮らしの手帖に、おはよう奥さん、レタスクラブって……w
    蒼雪さん、主婦並みの詳しさですねww
    ちょっとツボに入って、笑ってしまったではないですかーーって、ホント、PCの前で久しぶりに笑った^^
    最近は、PCの前では眉間に皺寄ってたからなぁ^^;

    アニメ「精霊の守り人」は、ホントに見たいと思っていて、アニメの公式サイトなど検索してみました。
    バルサは凛とした美女で、タンダは朴訥さを残しつつも男前でw たしかに、美男美女ですね~。
    原作を損なうことなくまとめつつ、アレンジもしてあるなんて、かなり楽しみです。
    エリンも面白いんですね。蒼雪さんのお墨付きなら、間違いなさそう^^

  • 蒼雪

    蒼雪

    2014/01/16 21:58:54

    小鳥遊さん、コメント感謝です。

    歯医者さんに通われているんですね。歯医者は私も苦手。きんちょーしてガクブルですww
    ほわわんとした雰囲気、たしかに。
    女性ならこうあれかし、とやんわり訴えかけてもくるような。やさしい雑誌ですよね^^
    暮らしの手帳が、質素で清廉な貴婦人なら、オレぺは、ごくあたりまえの可愛い奥さんな雰囲気ですねw
    おはよう奥さんやレタスクラブは少々いけませんな…旦那とか姑の愚痴は他人事とはいえ、見たくないものです^^;

    サークルで話題に出たので、古本で買いあさって読みふけりました。
    だから文庫版だったり、ハード版だったりバラバラですw
    天と地の守り人は最高の出来でした。バルサもチャグムもタンダも…過酷な現実を生き抜いていって。最後、うまくまとまって本当に良かった。
    蒼路を読まずに第一部のチャグムの手紙を読んだのですが、この時点で泣きそうになりました(笑)

    私は、上橋作品をNHKのアニメで知りました。アニメは、原作の全シリーズのエピソードをうまくまとめつつアレンジもしていて、これも素晴らしい作品です。
    バルサとタンダが、挿絵と違って美男美女なのも気に入ってます。w
    星読博士のガカイは、原作は悪役でしたが、アニメでは、シュガに協力してチャグムに宿った精霊の卵について書かれたナナイの石版解読を手伝ったりしています。
    決して原作を損なうものではないです。もしレンタル屋で見かけたら、ご覧になってみてください。
    あ、獣の奏者もアニメになってますが、こっちも面白いですよ^^

    小鳥遊さんもお疲れですか…。お互い大変ですね^^;
    そんなとき、読書は良いですよね。面白い話だと、疲れもとりあえず置いておけますw
    何か書くのもいいですよね。頭の中のことを、外に出すのは良い気分転換になりますしね。
    私もそうやって、一日一日乗り越えていってます。

  • 蒼雪

    蒼雪

    2014/01/16 21:43:09

    ハルさん、コメント感謝です。

    いや、毎号愛読してるわけじゃあないですけどww
    本屋や待合室などで見かけたら手に取ります。それくらい好きな雑誌ですね。暮らしの手帳も素晴らしい雑誌ですが、オレぺはコストの安さで勝ちですなw
    鈴木おさむのショートエッセイも面白いですね^^今もあるのかな?

    ほほう、プロになったお友達がいましたか!それはすごいですね、自慢ですねw
    私も分かりやすく書けてますか?嬉しいです、ありがとうございます^^

    ちなみにそれは、みんなテクニックを使っていますよ。意識して、そう書こうとしているんです。
    反対に、小難しく格調高く書くこともできるでしょう。ここがね、たぶん熟練者と慣れてない人の違いです。
    小説など、何も考えて書かなくても楽しいよって段階でも一応文章や物語にはなるんですが、あちこち無駄があったりしますし、キャラが話の前後でブレたりします。
    でもその辺を意識して練習していけば、おのずとキャラのブレもなくなり、話も筋道が通って、読みやすいものになります^^

    三浦哲郎は、短い話を書くのにも一言一句気を使って、原稿用紙とにらめっこしてたんだそうです。
    ここどう?って、人に訊いて手直しもしたとか。だから、彼は鉛筆で原稿を書いていました。万年筆だと紙がもったいないし、すぐ消して直せるようにね。

    私は尋ねる人もいないので、自分で自分に「ここどう?」って訊いて推敲しています。
    ブログには、あまり時間かけませんけどねw

  • 小鳥遊

    小鳥遊

    2014/01/16 21:22:15

    オレンジページは、歯医者さんの待合室でいつも読んでます。
    私の緊張をほぐしてくれる素敵な雑誌です。
    ほわわ~ん♪とした雰囲気、肩肘張らない自然な感じ。
    それが、歯医者さんの治療に怯える小鳥遊の心にもってこいなんですよね~

    守り人シリーズは、本当に好きな作品です。
    そっか~アニメもあったんですね。俄然、見てみたくなりました。
    週末になったら、レンタルショップで物色している自分が見えます(笑)。

    年末年始からずっと、公私ともに疲労ぎみです。
    家の事情に仕事に…なんだか色々ありすぎて、バテそうです。
    そんな時でも、読んだり書いたりしているのが、よいガス抜きになっているのかもしれません。
    最近は、エッセイとミステリーを読んで気分転換しています。
    角田さんの本も、興味を持ちました。ご紹介ありがとうございます。

  • ハル

    ハル

    2014/01/16 16:25:21

    あ、オレペ私も時々買いますよ〜♬
    まさか蒼雪さんが読んでるとは思ってもなかったけれど(笑)びっくりうれしいですな♬

    角田さんのエッセイ、ずっと続いてるのかな?
    ゆるーい感じでいいですよね♬
    近所のおばちゃんのお話聞いてるみたいなユルさ♬
    そうそう、うまいひとほど、むつかしい表現しないですよね!
    蒼雪さんもそうだし、プロ作家になった昔の友達もそうだった。理解してもらうのに、難解な表現はしないんですよね。
    テクニックなのか、本能なのかは分からないけれど…。
    そういうのってサラサラと書けてる感じにも見えて、すごいなあ…って思います(*^◯^*)

    私もこの前少し書きましたが……ものすごく手直ししまくりましたよ(笑)
    ものを書くって、本当難しいですね☆