TAKEのつぶやき

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☆オリオン座:Orion

その他

この星座の探し方は、オオイヌ座のシリウスとオウシ座のアルデバランの中間に見つかる明るく三つ並んだ2等星(オリオンの三つ星)を目印にします。オリオンの三つ星を中心に、さらに周りを明るい四つの星が取り囲んでいるのも大きな目印です。


【オリオン座あれこれ】
  プトレマイオス(トレミー)の48星座の一つです。
  オリオン座は、冬の星座の中で誰もがすぐに見つけることのできる最も馴染み深い星座でしょう。日本では古くは鼓星と呼ばれていました。
  オリオン座の三つ星は天の赤道にあるのでちょうど真東から昇り、真西に沈みます。昔の日本ではこれは海の底と中と表面で同時に神が誕生したと考え、住吉三神として信仰の対象にしました。また、毛利氏の家紋である「一文字に三つ星」の三つ星は、この三つ星を表しているとされています。
  オリオン座には二つの1等星があり、左上の赤い星がベテルギウスで、右下の青い星がリゲルです。また、ベテルギウスは平家星、リゲルは源氏星と呼ばれることがあります。
  他に、オリオン大星雲や馬頭暗黒星雲をはじめ、散開星団も多くあり、望遠鏡で観測するのも面白い星座です。
  10月には「オリオン座流星群」が観測できます。
  ところで、オリオン座には非常に重い星が多く、ベテルギウスに至っては超新星爆発をするのも時間の問題とも言われています。そして、数億年後にはオリオン座は超新星残骸と中性子星とブラックホールの巣窟と成ってしまうと考えられています。


【オリオン座の神話】
  ギリシア神話によると、月の女神アルテミスはオリオンが大好きでした。ところがアルテミスと双子の兄弟アポローンは乱暴者のオリオンが大嫌いだったので、二人はいつもそのことで喧嘩をしていました。
  ある日アポローンは海で泳いでいるオリオンを見つけました。そして、アポローンは弓の上手なアルテミスに「沖を泳いでいる獣を弓で射ってくれないか」と持ちかけました。
  まさかそれがオリオンだとは知らないアルテミスは矢を命中させてしまいます。
  その後、自分がオリオンを殺してしまったことに気づいたアルテミスは悲しみのあまり夜を照らすことを忘れてしまいました。
  そこでゼウスはアルテミスが夜を照らす時に通る天の道の近くにオリオンを上げて星にしたそうです。
  別の話では、オリオンは「天下に自分より強いものはない」とうぬぼれていたところ、ヘーラーが腹を立てできるだけ小さなものにオリオンを倒させることにし、サソリが選ばれました。さすがのオリオンもサソリの毒にはかなわず死んでしまいました。サソリはヘーラーにその功績を称えられ、星になりました。一方、オリオンは月の女神アルテミスが星にしましたが、今でもサソリを恐れ、サソリが空のいる間は姿を見せないと言うことです。