きいてニコタリーナ

きよ

ちょっと整理したいんだけど

たびのきろくをつけますか? →はい

日記

やっほー今日は私の疲れを汲んでくれたかのような

穏やかな客の入りで助かりました。いや雪のせいだけど。

さて、旅行記をまとめておこうかな。たぶん長くなるよ!



昨日は5時前に起きました。水道凍ってました。

さすがに何も食べたくなかったのでお化粧だけして

家にあったパンとお茶をかばんに入れ、

小学校から使ってるお裁縫道具も持って、5時40分ごろ出発。

行き先が関東だし、と軽装で行くつもりだったけど

出発時が寒すぎたのでなかなか厚着になってしまった。

足元は長靴でなくショートブーツにしたけど。

車で若松駅前のバスターミナルへ向かい

6時半発の郡山行き高速バスに乗車。

あ、パンはバスの待ち時間に腹に詰め込みました。

バスの中でしばしウトウト、7時40分ごろ郡山着。

お米食べたかったのでコンビニでおにぎりを買いまして、

上りの東北新幹線に乗車。自由席。

新幹線の中でおにぎりを食べたけど、

なんかすごくしょっぱくてあんまり美味しくなかった。

大宮で新幹線を下車。ドキドキの乗り換え。

造作なく埼京線のホームを見つけられたのでほっとしました。

池袋で下車。大宮で新幹線のホームから出ないまま

乗り換えてしまったので乗り越し精算し、副都心線に乗り換え。

ここでちょっとだけ手間取ったかなー。

東横線直通だったので、あとは自由が丘まで一気に行けました。

よく分からずに乗車券買ったので、また乗り越し精算したけど。

久々の自由が丘。前に来たときは暗くなってからだったので

明るい街にちょっとドキドキしつつ、周囲を散策。

初めての路線の乗り換えがあったので余裕を持って時間組んだけど、

割とすんなり乗り換えに成功したのでちょっと早く着いたの。

ウロウロしながら思ったけど、やっぱり東京あったかいね。

空気も痛くないし、日なたとか真冬とは思えない。

ただ風は強め。風邪が吹くと普通に寒い。ビル風とか。



さて、いよいよピグマリオン。5分前到着。

場所は分かってたけど、いきなりドアを開けていいか分からなくて

呼び鈴を押してみた。必要なかったようだ。

出ていらした吉田良先生に通していただいて中へ。

やっぱり平日の昼間は中年女性の生徒さんが多めだった。

5,6人くらい? 5人だと思ってたけど、

お教室に使ってる部屋が実は二つあるらしく、

そっちにも人がいたらしいよ。

前に来たときの記憶は意外と確かで、

部屋の隅にキッチンのあるワンルーム。

4人がけのテーブルが二つ。

部屋の一角には作りかけのお人形のパーツたち。

(窓の外からも見えてた。知らない人にはちょっと怖い?)

別の一角にはお人形関連の書籍棚。

本来ガスコンロを置く場所は塗装ブースになっている。

既に生徒さんが4人くらい来てらして、

空いてる方のテーブルを勧められて座る。

一応、午前の講座は見学のつもりだったんだけど

吉田先生はいくつか参考になりそうなお人形や

資料になりそうな本を出してきてくださって

すぐに始める? って。もちろんお願いした!

人間のプロポーションの資料を見ながら、まずは設計図。

40センチ5等身くらいのお人形を作ることにしたよ。

だいたいのバランスが決まったら、コピー用紙で型紙を作り

持参したシーチングに写し取ってミシンで縫う。

吉田先生が出してきて下さったミシンは、

古くて調子が悪い、とのことだったけど使いやすかった。

ひっさびさだから最初は縫い目が曲がりまくったけどな。

カーブが上手く縫えなくて悪戦苦闘しているうちに午前は終わり。

お昼は外で食べても、教室で食べてもいい、とのことだったので

(お金を浮かしたいし)コンビニで何か買ってくることにした。



近所の地理が分からなくて少し迷ったけど、

どうにか無事にローソンを見つけられた。肉まん買った。

教室で食べたあとは、(他にも午後までいる生徒さん居たよ)

午後の教室が始まるまで本棚を物色した。

辻村寿三郎さんの本がよかったなあ。

もっとちゃんとインタビュー読みたかった。

で、午後が開始。引き続き私はミシン作業。

午後の生徒さんは少なくて、

大きいお人形の塗装してる方と小さいお人形のお顔作ってる方、

二人でなんかこう、人形業界界隈の生々しい話をしてた(笑)。

なんとなく調子を合わせて笑ったりしながら聴いてた。

とーきょーの人って、私みたいなスタンスの人間に優しいよなー。

先生は午後はもう一つの部屋の方にいらしたけど

ちょうど私がミシンを終えた頃に見に来てくださって

木毛を持ってきて、頭パーツに詰める作業を教えてくださった。

あとの時間はひたすら木毛を詰めてた。かたくかたく。

かたく詰めないと、あとの造形作業が難しくなるんだって。

木毛って散らかるなー。でも木屑の匂いは心地いい。

その頃、遅れてきた生徒さんがいた。

先生、完成したので写真撮ってください、って。

スタッズがたくさんついた、芸術的なバランスの子だった。

目つきとか肩の感じとかあんよとか素敵だなあって思った。

どうにか木毛を詰め終えて縫い閉じたあたりで午後の授業が終了。

片付ける前、先生がこの先はこうするんだよって

目打ちで軽く顔のあたりを整えてくださったんだけど、

ただのかたいクッションがあっという間に顔らしくなって感動した。

次の受講日と用意するものなどの確認をして、ピグマリオンを出る。

駅までの道のり、たぶん私地面から少し浮いてた。

しあわせすぎてずっとニヤニヤしてた。



自由が丘から東横線で渋谷、山手線で代々木へ。

高速バスまで少し時間はあったけど、

もはや探索する体力は残ってなかった。

どっと疲れが出て、お腹空いてたけどすぐには食べたくなくて、

高速バスに乗った頃はどうか吐かないようにと願ってた。

神経が高ぶってるのか、帰路はほとんど寝なかった。

ずっと次のピグマリオンのこと考えて気持ちを励ましてた。

吉田先生は素晴らしい先生だと思った。

こう、一見素っ気ない感じだけど実に親身で、

ものすごく的確で思いやりのある指導をしてくださる。

お教室の雰囲気も悪くない。ベタベタもぎすぎすもしてないし。

ちらっと耳にした福島の大竹先生教室の話とか聞くに

私そっちに申し込んでなくて良かったなあ、って。

田舎怖いよ。私たぶん都会の方があってる気がする。

吉田先生に布人形習いに来るって珍しいね、って言われたけど

先生の指導はとてもいいし、久々の布作業は楽しかった。

絶対通う。他の娯楽費切り詰めてでも1年通うと誓った。



そう言えば会津に着いて、コンビニに入ろうとしたら店の前で派手にこけた。

なんか買い物する気が失せて何も買わずに帰宅した訳だが

やっぱり小腹が空いたのと、食費浮かせるために3食コンビニだったので

無性にお味噌汁が食べたくて、あっためて食べて寝た。うまかった。

今日は遅番だったのでだいぶゆっくり起きられたしつらくはなかったけど、

やっぱり負荷かかってたのか体あちこち痛い。脚とか手の親指とか。

てか半分はあれだ、コンビニ前でこけたせいだ。

でもそれすらも旅の証と思えば愛しい、なんて思っちゃうくらいにはしあわせ。

あと帰りのバスの中で青春小説に着いていろいろ考えてたけど

文字数やばいので機会を改めるとします。

はあ…しあわせ…。