今日は帰宅してすぐに風呂に入りました。
ＢＧＭは，なぜかベートーヴェンの 「月光」 と 「ワルトシュタイン」。
湯上り，クイズ番組を観ながら，
濃厚白湯鶏鍋とタコ刺しをつまみに飲んでま～す。

ネットで，バスで寝ていた中学生が閉じ込められたとの記事を見ました。
おお！　そういうことって，あるよね。
私も，若い頃は酔っ払うと電車やバスで眠ってしまい，よく失敗しました。

この中学生と同じように，電車で眠ってしまって終点でも降りず，
気付いたら車内は真っ暗で，電車の車庫に居た時はかなり焦りました。
どうしたらよいのかと途方に暮れましたが，やがて電車は動き出し，
始発駅 （朝の 「始発」 ではなく，その駅から発車するという意味の 「始発」 です。） の
ホームに入っていったので，何食わぬ顔で電車を降りて家に帰りましたが，
ホームに入って行く時，電車に私が乗っているのを見た人々の驚いた顔！
やっぱり恥ずかしかったな～！

今はどんなに飲んでも渋く微笑んで落ち着いていますが，
若い頃は，凄く飲んで，凄く盛り上がって，
その後電車に乗ると必ず熟睡しちゃってたんですよ～。

ある日，六本木で同期と飲んだ後，
千葉県市川市の独身寮に帰ろうと日比谷線に乗ったのですが，
気付くと全く知らない駅でした。
改札を出てタクシーに乗り，「原木インター」 と言うと，
運転手が 「原木インターってどこですか？」 と言いました。

この頃の私は，タクシー業界に不満を持っていたので，
「原木インターを知らない～？
タクシーの運転手さんがインターチェンジを知らないわけないだろう。
行きたくなくて知らない振りをしているのか。
乗車拒否なのか！」 と絡んでしまい，運転手さんが
「本当に知りません」 と言うのを，「乗車拒否だ！」 と騒いでいると，
すぐ後ろのタクシーの運転手が駆け付けて来ました。

こっちの運転手さんが窓を開けて
「お客さんが原木インターって言うんだけど，どこだろう」
と言うと，外の運転手が地図で教えてくれて，
「お客さん。原木インター，分かりました。
すみませんでした。今から行きます」 となりました。

？？？
乗車拒否じゃなくて，ホントに知らなかったのか。
ここは，原木インターの近くじゃないのか？
？？？

「ところで運転手さん。原木インターまで，いくらぐらいですかね？」
「ええっと，多分，２万か３ま…」
「ちょちょちょちょ！　すいません！
やっぱり，ここから一番近いカプセルホテルにしてください。
私が悪かったです。すいません，すいません」

近くのホテルで降ろしてもらい，ホテルに泊まって，
翌朝ホテルを出ると，そこは駅の近くの繁華街ではなく，
どこかの国道沿いのようでした。
どっちに行けば駅なのか，見当も付きません。
困り果てながら歩き出すと，車がたくさん通っている道路に，
大きなアーチが架かっていて，文字が書いてありました。

「ようこそ，日光街道へ」

途方に暮れましたね～。
六本木で地下鉄日比谷線に乗って，多分終点で起こされ，
折り返そうと思って向かい側のホームの電車に乗り，しかし，それが，
日比谷線に乗り入れていた もっと先に行く他の会社の電車だったんでしょうねえ。

日光に来たのは，小学校の修学旅行以来でした。