☆私的年金制度の概要
私的年金制度とは、国家が行う公的年金制度以外の年金制度のことです。この制度には色々なものがありますが、強制ではなく、加入要件に該当する企業や個人が自分で選択して導入(加入)するものです。
1企業年金
企業年金とは、企業が退職金制度の一環として利用するものと考えるといいでしょう。この制度には企業にとって利点が多く、税制面での優遇の他に、掛け金を企業外部に積み立てることにより年金資金が確保できることなどがあります。
この制度に属するものには厚生年金基金、適格退職年金が以前からありましたが、企業型確定拠出年金と確定給付企業年金が新たに加わっています。
2自営業者の上乗せ年金
国民年金の第1号被保険者(自営業者)は会社員や公務員と異なり、上乗せされる公的年金がありません。そのために、自助努力による上乗せ年金制度ができています。これには国民年金基金と個人型確定拠出年金があります。
3個人年金
個人年金とは、自助努力で年金額を増やすのに適した、任意で加入できる年金型の金融商品のことです。つまり、制度として行われているものではありません。生命保険会社、信託銀行、郵便局などが扱う年金型の商品のことです。
また、制度として運用されているものではないので、税制面の優遇などもほとんどありませんが、一般に利用しやすいことがあげられます。
4その他の私的年金
その他の私的年金としては、中小企業退職金共済制度、特別退職金共済制度、小規模企業共済制度などがあります。
むじーな・J
2014/02/21 09:12:08
退職するので、年金について真面目に考える時期かなぁと