あれから3年
交流してきた被災者のSさんのお話を 知ってほしいです。
津波に流され 傷をおい 病院に搬送され その間に 津波に流されたご主人との
最後のお別れも出来ずに 退院後に 息子さんのところに行き 暮らし始め ある日
役場の人が 聞き取り調査のため お嫁さんに「 震災後 困ったことは ありませんか?」
と 尋ねられ お嫁さんが「おばあちゃんが来てから 困っています」と答えたのです。
その言葉に Sさんは傷つき 長男の家を出て 仮設住宅に 住むことになりました。
私との交流は 避難所で 整体マッサージのボラを してる時に知り合い その後
仮設で引き続き交流を 深めました。
去年の10月に 伺ったときに またしても難題が ふりかかっていました。
長男さんは Sさん夫婦の土地を もらう予定だったのですが 津波で その土地は
家が建てられなくなったのです。
長男さんは 結婚したときに建てたお家は 津波の被害はなかったのですが、、、
長男は 結婚した長女Sさんの娘さんの土地に あろうことか嫁の親の家を 建てたいと
言ってきたのでした。
結婚するときに むすめに 贈与した土地でした。
被災地では 弁護士無料相談と実際に頼んだときには 弁護士料は 半額になってるので
すぐに 相談するように言いました。
何の権利もないことを しっかりと文書で 書いてもらうということでした。
Sさんのように 津波の被害だけでなく その後の不幸は まだ続いていることを
知っていただきたいです。
私達夫婦と交流してる皆さんの中には 未だに行方不明の夫 娘 息子 兄弟と
ご遺体がみつからないまま 悲しみの中で 暮らしておられる方々が いっぱいいます。
何もできない私達ですが 親戚のような存在になって また逢いに行くつもりです。