TAKEのつぶやき

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☆フタゴ座(双子座):Gemini

その他

【フタゴ座の見つけ方】
この星座の探し方は、冬の大三角形を使います。そのうちの一つプロキオンの上方に2等星の兄「カストル」と1等星の弟「ポルックス」が並んでいるのを目印にします。他に、オリオン座のベテルギウスとリゲルを結んで、その線を上の方に伸ばしても並んだ二つの星が見つかります。フタゴ座は冬の星座の中では見つけやすいでしょう。

【フタゴ座あれこれ】
プトレマイオス(トレミー)の48星座の一つで、黄道十二星座に属します。この星座は、バビロニアの時代から大きな双子と呼ばれ、他の地域でも同様のことが多かったそうです。学名のジェミニ(ラテン語)は双子のことです。この双子はかつて航海の守護者として地中海沿岸で信仰されていました。そのため、カストルとポルックスの船首像を付けた船が多かったそうです。
現在ではポルックスの方が明るく見えますが、古代にはカストルの方が明るかったと言う記録もあり、晩期型、多重星のポルックスの明るさが変化した可能性が高いと言われています。
12月には「フタゴ座流星群」が観測できます。現在、夏至点はフタゴ座にあります。

【フタゴ座の神話】
ギリシア神話によると、フタゴ座のカストルとポルックスは、白鳥に化けたゼウスとスパルタの王妃レダとの間に生まれた双子の戦士とされています。特にカストルは剣術に、ポルックスは拳闘に秀でていました。また、トロイア戦争の素になったトロイのヘレンは、二人の姉になります。
とても仲がよい兄弟でしたが、兄のカストルは人間、弟のポルックスは神と言う違いがありました。二人は共にさまざまな武勲を上げましたが、ある戦いでカストルは命を落としてしまいました。弟のポルックスは兄の死を大変悲しんで、後を追おうとしましたが、神の子であるため不死の身体であり、死ぬことができませんでした。ポルックスは兄の死を非常に悲しみ、また兄と共に死ぬことのできない不死の自分の身を嘆き、ゼウスに一緒にいられるよう頼みました。そしてゼウスは二人が仲良く暮らせるように、星座にしました。