天使の棲む街

くりす

日々の事やら趣味の事、たまに気まぐれに短編詩とか徒然に…。

天使の棲む街

小説/詩

私はずっと待っていた

貴方が私に逢いに来てくれるのを

誰にも見つからないように

誰にも壊されないように

ひっそり、息をひそめて…

今夜も目を閉じ貴方の足音を数える

10・9・8・7・6・5…4

ほら、あと3歩で貴方が私の前へ辿りつく

私はゆっくり目を開ける…