うみきょんの どこにもあってここにいない

うみきょん

日々のはざまについて、
地上でみた夢の記憶、
地中で見られた眠りのすきま、
絵画や小説、想像世界、花たちなどについて
静かに渡りを記述しています。

境目、死と生の、幻想と現実の

テレビ

テレビか。
息抜きというか、極力まじめにみないようにしてるからなあ。
っていうか、基本、創作とは、あいいれないもんだからな。
息抜きにみるのは、刑事もんがおおい。
けど、今回は、刑事ものおおくて食傷、
っていうか、ほとんどみていない。
刑事ものというか、殺人事件とかって、
けっきょく、ファンタジーでもある。
なぜなら、日常で、身の回りでは、めったにおきないから。
人ですら、めったに死なないのに。
あれは、もしかすると、わたしのなかでは、
幻想物語なのかもしれない。
幻想と現実をむすぶ…。

ということでいえば、「ボーダー」はいいかも。
もともと、原案・脚本の作者の『映画篇』という小説は、よかったから。
映画への愛…というか、フィクションへの愛が、感じられて。
それがなければ生きられないぐらいに。
そしてだからこそ、フィクションの世界で、だけでも、
たいせつなものを救おうとして。
…という、あたまがあったから、
なんとなく、みている。
感動するほどじゃないけど、わるくない。


ボーダー。
ことばもいい。境目的な、こうしたことばはすきなのだ。