陽当たりだけは絶好の庭の芝生、ポカポカ陽気で更に温まり、
ご町内のネコちゃんがお昼寝しにきます。
ここで『ネコババ』問題に毎年悩む。今日も留守中にやられました。

あのですね、小鳥たちをいじめないで惰眠をむさぼる程度なら結構ですよ。
私がデジイチにMFレンズでやっとの思いでピント合わせた瞬間に動き出し、
ピンボケ画像ばかり撮らせてくださるのもいつものことです。仕方ないです。

ですがね、なぜ排泄物を芝生のど真ん中に堂々と放置なさるのキミたちは。
人の道にもネコの道にも外れるとは思いませぬか。
美術館で屋外展示されてる現代的な前衛彫刻のつもりなのですか。

だいたい『ネコババ』という語があるではございませんか。
地面の窪みで用を足し、きちんと砂をかけて隠すのがネコババの語源でしょ。
自覚はないのですか。ネコ用の広辞苑には出てないのですか。

一時期さまざまなネコよけを試しましたが……ダメです。どれも玉砕。
匂いの強いものを嫌うという話を聞き、レモンやスダチの輪切りを芝生一面に並べたことも。
でも数日しか効かず順応してしまう。町内ネコで常に鼻風邪が流行っとるのか。

しかもご近所の奥様から興味津々に尋ねられた。
「あれさ……なんか宗教的な意味合いとかあるの？　教えてよ」
家族一同撃沈。二度とやるもんか。これ以上町内での評価を下げるわけにはイカン。

梅雨時は小休止に入りますが、明けるとすぐ始まるのです。
どうかネコ語検定準二級以上で実務経験をお持ちの方、
上の文章を翻訳していただけませんか。印刷して町内にバラマキますから……。

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