☆有害食品
インドでは「食事が足りていれば薬はいらない、食事が足りていなければ薬はいらない」ということがあります。これはちょっと極端な言い方になりますが、「食生活がバランスよく問題のない人は病気になることはないので、薬はいらない。また、食事に問題があって病気をしている人は食生活を正せば病気は治るので薬はいらない」ということになるそうです。
「現代人は食事の大切さを忘れている」と専門家は警告されています。病気の原因はさまざまなことがあげられますが、もっとも身近な原因の一つに食事は入っています。
「まさか?」と思われる方が多いと思いますが、メンタルな病にも関係しているそうです。最近、無理な減量をしようとして拒食症や過食症になる機序の研究が進んできました。専門的なことをいうと脳内神経伝達物質の影響ということが指摘されています。つまり簡単にいうと、栄養バランスが崩れると脳の働きがおかしくなるわけです。さらに、この状態が進むと鬱やキレル状態になってしまうことがあります。こういえば何となく分かっていただけるでしょうか?
ところで、東洋医学では食品を陽性のものと陰性のものとに分けて考えることがありますが、この陽性とは集中させる、温める、動かすなどの意味があり、陰性とは拡散させる、冷やす、止めるなどの意味があります。また、季節や環境によって身体が要求するものは変化するわけですから、状態に合わせて何を食べたらいいのか参考になります。
そして、ここからが問題として考えていただきたいところです。有害食品というとまず食品添加物や残留農薬などがあげられますが、ことはもっと複雑になっています。つまり、前述したように食事の乱れが身体や心を蝕むことはお分かり頂けると思いますが、心や身体の乱れは有害になる食品を要求することがあります(これは東洋医学では有名な話です)。また、陰性の食品はこの傾向が強く、いわゆるジャンクフードはその最たるものになります。
また、「ジャンクフードではないので健康には問題ないだろう」とお考えの方も多いと思いますが、季節外れの果物や多量の甘味のものはジャンクフードと同じ効果が現れます。さらに、まさかと思われるでしょうが、肉類や牛乳なども人によっては摂ってはいけない食品になります(アレルギーのない人も含まれます)。
健康にいいからということで栄養素ばかりに気をとられて間違った食事をしないようにお気をつけいただきたく思います。専門家の意見を聞くと、精神神経疾患のきっかけとして食事はかなり重要なポイントになるそうです。
hakorena
2014/06/25 23:50:23
なるほど。
インスタント系や添加物も関係するんでしょうねえ。
メグ
2014/06/25 15:19:06
私もかたよってるからなぁ。
どうにかしないと。