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福助

耄碌人の世迷い言

お題系「夏にピッタリな小説」

小説/詩

夏の景色ってなんだろうなあと思いますと、太陽とか海とか
白い雲とかそんなものを思い浮かべてしまいます。
他に滝とか森とか、むしろ山よりの方が爽やかさを感じられる
なんて場合もあります。
海と山をつなぐものといえば川。
川もまた涼を得られる場所。
生活の場を考えれば、山や海より身近に感じられます。

涼感を得られるのが夏にピッタリな小説だとは申しません。
ましてお話自体の季節設定が夏になっているわけでもないので
いささか恐縮ですが「御宿かわせみ」を挙げさせて頂きます。
江戸大川端を舞台にした時代小説。わたしが読んだのは初めの
方の一部です。
淡々と進むお話は川の流れのようでもあり、また、どのお話も
川の存在が何かにつけて意識されるようになっていたような・・・
これはかつて見たテレビドラマ版の印象が混じっているのかも
しれません。
昔の隅田川の(たぶん)ゆったりとした流れ。
静かな水面。
川のそばの旅籠を舞台に進む話は春夏秋冬満遍ないものですが、
不思議と夏に合うような気がするのです。

  • 福助

    福助

    2014/07/06 06:39:08

    >シシルさん

     確かにいいドラマでした。
     音楽も全体の雰囲気にとても良く合っていたように思います。
     原作は文春文庫で出ていたと記憶しています。興味がありましたらぜひぜひ☆

  • シシル

    シシル

    2014/07/05 20:54:24

    御宿かわせみ・・わたしはNHKドラマで知りました。
    とてもいいドラマでしたね^^
    原作は読んでいませんけど、これを機に読んでみようかしら?