夏に行きたいのは山の温泉
谷川が流れているそばの露天

尾瀬の渋沢露天はぶなの林の崖土のなかから浸み出てくる鉱泉です
目の前は轟々と流れる音が豪快な谷川の流れ

やめておいた方がいいよ～
と渋沢小屋の人に止められたのをふりきって
「渋沢の露天に入りに来たのに、ここでやめては温泉好きがすたる」とかなんとか
口にださねど心の決意をたしかめて
いざ！露天へ
今日は蛇さんはいないようだが
蜂さんはぶんぶん飛び回っている
さて、露天風呂へ足を入れてと
おっととと　赤い糸のような虫が上がっては下がる
これは！
え～い
先住生き物にちょっとごめん
大きな人間が遠慮なく入らせていただきます～
ふうう
いいねえ
これがお猿さんや狐さんなら
写真撮ってもスター扱いされるのに
なんで〇〇〇〇だと顔をそむけられるかねえ
こんなにいい鉱泉にいっしょに浸かっているのは同じなのにさ