☆火宅の人
檀一雄の自伝小説を元にした映画です。壮絶な内容で、封切り当時は結構話題になった作品だそうですが、個人的には原作を読んでから観た方がよかったかなと思いました。
【スジ】
作家、桂一雄(緒形拳)は、最初の妻リツ子に死なれ、後妻としてヨリ子(いしだあゆみ)と再婚していた。ヨリ子は腹ちがいの一郎をはじめ5人の子供を育て、家庭を守るのであった。しかし、一雄には骨折したり、次男が日本脳炎にかかったりと悪いことが重なって起こる。そんな中一雄は親友太宰治の文学碑の除幕式に参列するための青森行に行くのであったが、新劇女優矢島恵子(原田美枝子)を誘った。これが浮気の始まりである。ところで、ヨリ子は次郎の一件があってから、怪しげな宗教にのめり込んでいた。
一雄には幼い頃に問題があった。一雄の母は、神経衰弱の父と幼い妹二人を残して、年下の大学生と駆けおちしたのである。
青森から戻った一雄はヨリ子に恵子とのことを打ち明けたのであるが、たヨリ子は翌日家出した。そして、一雄は恵子にのめり込む一方であったが、突然ヨリ子は戻ってきた。入れ替わりに一雄は家を出て恵子と新しい生活を始めた。しかし、空巣に入られたり、恵子がとのトラブルや妊娠騒ぎのために派手な喧嘩をし、一雄は東京を離れた。
一雄は五島列島行の連絡船に乗るのであったが、そこで葉子(松坂慶子)と再会した。その後二人はあてのない旅を続けたが、葉子は一雄から去って行った。
東京へ戻った一雄は久しぶりに家族と正月を過ごすのであるが、次郎の死が知らされ、次郎の葬儀の日に恵子から荷物が届けられた。
メグ
2014/07/24 20:04:19
複雑な話ですね。不倫はあかんよ。