sakiです

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私はsakiです。数年前まで猫でした。今は猫又です。飼い主のお母さんの日々のつぶやきをここに書いてます。

馬映画紹介その44「我が大草原の母」

映画

BSプレミアムで先日放映された作品で、NHKアジアフィルムフェスティバルで上映された、2010年中国の映画です。以下はNHKのホームページで見つけた、映画の紹介文です。

 
 1960年代の中国。飢饉のために親と離れざるを得なかった子供たちが、養子となるため内モンゴルに送られた。シリンゴル草原でつつましく暮らすチチグマは夫の反対を押し切り、ジェンジェンとユーションの2人を家族に迎えた。母の大きな愛に包まれて子供たちはモンゴル遊牧民として育つが、20年後、生みの親が生きていて自分たちを捜していることを知る。文化大革命の時代を背景に、たくましく懸命に生きる母と家族の物語。母親を演ずる娜仁花(ナーレンホア)の好演が印象的。
 2010年10月釜山国際映画祭でワールドプレミア。2011年中国映画華表賞優秀女優賞(ナーレンホア)。監督のニンツァイは内モンゴル自治区出身。俳優として「天上草原」などに出演した後、2005年の「白い馬の季節」で監督デビュー。砂漠化が進み、暮らしのありようが変化することに悩む遊牧民を自ら演じた。映画製作会社の代表でもある。

 映画の中で語られている中国の政策失敗による飢饉とか国による孤児対策とか、文化大革命とかも全然わかっていなかったのですが、時代が移り行く中でも変わる事がない、モンゴル遊牧民の母チチグマの深い愛情、その人物像に深く心を打たれました。その養子シリンフは、養父と同じ牧夫になるため、生みの親と別れて草原に帰っていきます。「白い馬の季節」も、以前ここのブログで紹介したのですが、今回の作品はDVD発売されていないみたいです。もう一度見たいなあ。