こはる

かげろうのように

小説/詩

真夏の太陽は眩しすぎて
あなたを
見失ってしまう

深紅のバラの香りに
こころ引かれ
こころ奪われ
思わず立ち止ってしまう

今宵の月明りは切なくて
あなたの姿が
偲ばれる

燃えさかる焚火の炎か
かげろうのように
ゆらゆらと
光りがほのめき

今年の夏は
わたしのこころから
はなれない

  • 御子柴

    御子柴

    2014/08/18 02:08:01

    ひと夏の わが命なれば この姿 汝が心には とどまるを望まじ

  • ショータ

    ショータ

    2014/08/17 19:04:06

    こんばんは。
    ご支援ありがとうございました。
    お返しに伺いました☆
    とても美しい詩ですね。
    描写が目に浮かぶようです。

  • Leon

    Leon

    2014/08/17 13:37:56

    ゆらゆらと光りがほのめきって表現が
    かげろうが見えるような感じで
    素敵だなって思いました。