こはる

小さな天使さんへ

小説/詩

私の指を握りしめた
ちいさな手よ
私のかわいい 赤ちゃん

すやすや眠る天使のような寝顔
あどけない寝顔
私のかわいい 赤ちゃん

やさしく抱っこすると
無意識に
お乳をさがしている
私のかわいい かわいい 赤ちゃん
 

この幸せな時間よ 続いておくれ
いつまでも
いつまでも

タンポポの咲きみだれる春には髪飾りを
太陽に向かって咲くヒマワリはブーケにして
秋はドングリを拾ってコマにして
冬は暖炉を囲んで歌いましょうね

でもね
幸せの世界に自由に飛び立っていけるように
いつでも心の扉は開けておきますからね
自由にね

いつもいつも 幸せを願っている
母より
私の宝 かわいい かわいい天使さんへ